STI(スバルテクニカインターナショナル)は2011年3月10日、今年のニュルブルクリンク24時間レースに、STIが独自のチューニングを施した「WRX STI ts」で出場すると発表した。
STIは、2009年以来の参戦となり、今年は、4ドアモデルのSTIコンプリートカー、WRX STI tsをベースにした車両で参戦する。
レース車両は、徹底した軽量化や4ドアボディを生かした空力性能の強化、そしてEJ20ターボエンジンのさらなるパワーアップを重点に開発され、5月14日に現地で行われるショートレースに出場してセッティングを煮詰め、本番を迎える予定だ。
チーム監督は、STI車両実験部部長の辰己英治氏が努め、車両の開発およびチーム運営を指揮する。ドライバーは、2008年から連続参戦している吉田寿博選手、2008年全日本F3選手権シリーズチャンピオンのカルロ・バン・ダム選手、地元ドイツ人ドライバーのマルセル・エンゲルス選手と、スーバーGTでレガシィB4 GT300をドライブしている佐々木孝太選手を起用し、クラス優勝に期待がかかる。
なお車両は前回の5ドアハッチバックから4ドアボディにもどし、ボンネット、ルーフ、ドア、トランクリッドなどにカーボン材を採用し、軽量化、低重心化をはかっている。車両重量は1220kg。またEJ20型エンジンはリストリクター付きながらよりトルクアップを目指しているという。
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