【スバル】動画 「レヴォーグ」を正式発表 発売は6月20日に決定

IMG_2336
販売のメイン車種「1.6 GT-S アイサイト」

2014年4月15日、スバルは日本市場にターゲットを絞った新型スポーツツアラーと呼ぶ「レヴォーグ」を正式発表した。また発売日は6月20日に決定した。当初は5月中旬から一部グレードの発売が予定されていたが、けっきょくアイサイトver3の量産体制が軌道に乗るのに合わせ、6月20日発売とされている。

レヴォーグは、2013年11月の東京モーターショでワールドプレミアを行ない、またレヴォーグから採用されるアイサイトver3の技術は10月2日に発表された。そして2014年1月4日から販売店で先行予約を受注開始というスバルとしては異例の販売導入方式が採用されている。

IMG_2323IMG_2324

そして2月初旬にメディア向けのプロトタイプ試乗会が行なわれた。レヴォーグ・プロトタイプの試乗レポート詳細な技術解説は既報の通り。同時に2月から3月にかけて全国の販売店のセールスマン向け研修が展開され、4月から全国の販売店に順次、展示車両のデリバリーが開始されており、5月13日から順調に納車が開始されると予想される。

IMG_2325IMG_2332

IMG_2329IMG_2331

レヴォーグは、日本のユーザー層にターゲットを絞り、突出した動力性能と優れたコントロール性がもたらすドライビングプレジャーと、優れた機能や運転支援システムを備えたスポーツツアラー、つまりGT性能を備えたステーションワゴンである。したがって車名にはGTが冠せられている。車両型式名は「VM」だ。ボディは5ドアワゴンのみの設定で、グレード展開は1.6L DITエンジン搭載車が1.6GT、1.6GT アイサイト、1.6GT-S アイサイトの3機種、2.0L DITエンジン搭載車が2.0GT アイサイト、2.0GT-Sアイサイトの2機種という構成になっている。ベースグレードの1.6GTのみがアイサイト、電動パーキングブレーキを装備していないが、それ以外はすべてアイサイトver3を装備している。

1.6 DIT搭載車のAWDシステムは電子制御油圧多板クラッチによるアクティブトルクスプリット式、2.0 DIT搭載車は遊星ギヤ式センターデフを備えたVTD式、またGT-Sモデルはビルシュタインダンパー(フロント倒立式)、フロント・アルミロアアーム、17インチ・フロントディスクブレーキ、18インチホイールを装備。1.6LのGT、GT アイサイトは17インチホイール、16インチ・ブレーキ、フロント・スチールロアアームとなる。またこの17インチホイール装着モデルのダンパーは、プロトタイプ段階からチューニングが改良され、ストローク感や路面の当たりでのしなやかさが高められている。

IMG_2280
1.6 GT アイサイト

レヴォーグのボディサイズは、全長4690mm、全幅1780mm、全高1485mm~1490mm(いずれも20mmのシャークフィンアンテナ含む)、ホイールベース2650mmで、現行レガシィンの一つ前のBL/BP型レガシィとほぼ同サイズになっている。車両重量は1520~1560kg。

IMG_2279IMG_2278

IMG_2282IMG_2283

インテリアは、1.6GT系も2.0GT系も本革巻ステアリング、本革巻シフトレバー+ピアノブラック調加飾パネルを備えるが、GT-Sはスポーツシート、高触感革の採用、内装にブルーステッチの採用、10wayパワーシートを備えている。なおラゲッジ容量は522L。

搭載エンジンは1.6Lがレギュラーガソリン仕様の直噴ターボ(インテリジェントDITと称する)は、ダウンサイジングコンセプトを採用し、NA 2.5Lエンジン以上の出力を狙って開発されており、170ps/250Nmの出力と、JC08モード燃費17.4km/Lを達成している。アイドリングストップも装備している。なおSI-DRIVEは「S」、「I」の2モード。

IMG_2311
最上級グレードの「2.0 GT-S アイサイト」

2.0L DITは圧倒的な走りを実現するため300ps/400Nmの出力を誇り、燃費は13.2km/L。SI-RIVEは「I」、「S」、「S#」の3モードで、アイドリングストップは装備されない。両エンジンともにリニアトロニックCVTと組み合わされるが、1.6L用は小容量タイプCVT、2.0L用は大容量CVTとなっている。また2.0L用は低速時は無段変速、高速時はステップ変速とし、マニュアルモード、「S#」では8段変速となる。

IMG_2296IMG_2308

IMG_2309IMG_2315

IMG_2310IMG_2319

レヴォーグから搭載される新型アイサイトver3は、前方視認エリアが40%望遠化、左右視認は40%広角化され、さらにカラー映像&高解像度となっている。したがって、先行車両や歩行者や自転車の認識はもちろん、横方向からの進入車や歩行者にも従来より対応能力が高められている。衝突回避・軽減自動ブレーキは50km/hまで対応できるようになりクルーズコントロールのカーブでの追従、割り込み車両対応能力が高められている。

また新機能として、アクティブレーンキープ機能を追加し、車線を逸脱しそうになると自動操舵アシストが行なわれる。さらに従来からの誤発進抑制制御は、今回から後進時にも作動するようになっている。

レヴォーグ 諸元表

レヴォーグ 価格表

東京モーターショでワールドプレミア
アイサイトver3の技術
レヴォーグ・プロトタイプ試乗レポート
レヴォーグ詳細技術解説

スバル公式サイト

ページのトップに戻る