2017年6月9日、スバルは米国市場向けのハイパフォーマンスカーとして、「WRX STI TYPE RA」と「BRZ tS」 の2車種を各限定500台投入すると発表した。この2車種はスバルのモータースポーツ統括会社「SUBARU TECNICA INTERNATIONAL(STI)」と共同開発したスペシャルモデルで、各500台限定で2018年初頭に米国での販売を開始する。
スバルは中期経営ビジョンの商品戦略でSTIブランドのグローバル・サブブランド化を掲げており、今回の米国市場向けSTIハイパフォーマンスカー導入により、スバルにとっての最大市場である米国におけるSTIブランドの強化を行なうわけだ。
ベース車両はWRX STIとBRZを選定。WRX STI TYPE RA はカーボン製ルーフ、リヤスポイラーの採用等により軽量化を実現し、アメリカ市場向けの2.5L水平対向エンジンの出力向上を測るなど、ベース車両の圧倒的なAWD スポーツパフォーマンスを一層強化している。EJ25型2.5Lターボのパワーは314ps、393Nm。
BRZ tSは、車両の応答性能を高めるフレキシブルV型バーやドロースティフナーの採用など、シャシー性能の向上により、超低重心パッケージングによる意のままの操縦性能を一段と向上させ、ドライビングプレジャーを追求している。なお、FA20型エンジンの出力は208ps、212Nm。
また、いずれのモデルも、走りへの期待感、所有する喜びを感じることができる専用の内外装を採用している。