日産自動車は2018年9月20日、12月に開幕する「ABBフォーミュラE選手権」のレースドライバーにスイス出身のセバスチャン・ブエミと、英国育ちのアレックス・アルボンを起用すると発表した。
現在29歳のブエミは、フォーミュラEが創設されてからの4シーズンを、今季から日産のパートナーになるe.damsのドライバーとして戦ってきた。2015年と2016年のフォーミュラEシリーズチャンピオンを筆頭に、歴代最多勝、最多ポールポジション、最多ファステストラップ、最多連勝、シーズン最多勝、最多連続ポイント獲得など、フォーミュラE選手権のほぼすべての記録を保持している。
一方、22歳の若手ドライバーであるアルボンは、これまで国際的なシングルシーターのジュニアカテゴリーで頭角を現し、今回日産とともにフォーミュラEにデビューすることが決定した。アルボンは、2016年のGP3シリーズでランキング2位を獲得し、今季のFIAフォーミュラ2選手権ではすでに3勝を挙げ、ポイントランキング3位につけている。
ブエミは
「これから始まるシーズン5は、私にとって新たなスタートになることでしょう。刷新されたマシンやレースフォーマット、そしてレース会場となる都市やレーストラックも新しくなります。私はこれからもe.damsとともに仕事に取り組み、電気自動車技術で世界をリードする日産自動車がもたらす興奮を世界中のモータースポーツファンに届けられることを楽しみにしています」
とコメント。またアルボンは
「競争が激化しているフォーミュラE選手権において、世界を代表するドライバーたちに対して自分がどこまで戦うことができるのか。今からとても楽しみにしています。電動フォーミュラによる市街地レースは、私にとって新たな挑戦です。しかし、チームメイトであるブエミのパフォーマンスはフォーミュラEにおける明確なベンチマークとなっており、私にとって大いに役立つものとなることでしょう」
とコメントしている。
フォーミュラEのシーズン5は12月15日、サウジアラビアのリヤドで開幕する。
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