日産 パキスタンでのダットサン生産開始に合意

日産自動車は2018年3月28日、ガンダーラ日産(GNL)と、ダットサンモデルの現地生産のための生産およびライセンス契約を締結し、パキスタン市場に参入すると発表した。 この契約によって日産は、新車需要が年間20万台以上の規模にまで拡大したパキスタン市場における販売も可能となる。

今回のパートナーシップは、需要が高まっている新興国のユーザー向けに相応しいブランドと製品を提供していくという、日産の新興国戦略の一環によるもの。パキスタンで現地生産された第一号車は、2020年初頭に販売を開始する予定とのことだ。

日産アフリカ・中近東・インド担当専務執行役員 ペイマン・カーガー氏
「今回のパキスタン市場への参入は、現在進行中の現地の生産インフラおよび経済活動の発展における大きな一歩となります。パキスタン政府と密に協力し、そしてサポートをいただくことで、同国内の経済、お客さま、パートナーの皆様、そして当社にも持続可能な利益がもたらされると確信しております。また、当社は、ガンダーラ日産と共に、サプライヤーと協力し、技術とスキルの現地化と交流を行っていきます。これは、発展しつつある現地の部品産業へ永続的なメリットをもたらすでしょう」

ガンダーラ日産CEO アハメッド・クリ・カーン・カタック氏
「本契約の締結により、世界水準の設備と日本の最高のエンジニアリング技術がパキスタンにもたらされます。部品生産の現地化を行い、自動車サプライヤー産業の発展を後押しすることで、結果として同国への技術支援が行われ、日本との連携が推進されます」と述べました。また、「パキスタンのお客さまは、自国にふさわしいクルマと機能が提供されることで、魅力的なドライビングエクスペリエンスを楽しむようになるでしょう」

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