三菱 燃費不正問題で新燃費値を申請するとともに賠償金を決定

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三菱は、現在生産・販売をしている車両のなかで排出ガス・燃費試験の不正が行なわれていた9車種のうち、7車種9種別について、新燃費値を国土交通省へ申請したことを明らかにした。

まず、排出ガス・燃費試験で不正が行なわれていたのは、アウトランダーPHEV、アウトランダー(ガソリン車)、ミラージュ、デリカD:5、パジェロ、RVR、i-MiEV、ミニキャブ・ミーブ バン、ミニキャブ・ミーブ トラック。これら9車種の届出燃費値について同社は、「検証のため行なった社内試験の結果と大きな乖離がないため変更の必要はない」と説明してきた。

しかし、国土交通省による確認試験で「社内試験の走行抵抗の算出方法が不正である」との結果が示され、従来の届出燃費値を下回った車種・類別について、新燃費値を同省へ申請することとなった。

新燃費値が申請されたのは前述9車種のうち7車種9種別。具体的には、RVR、デリカD:5のガソリン2WD車/ガソリン4WD車/クリーンディーゼル4WD車、ミラージュ、パジェロ(ガソリン車)、アウトランダーPHEV、i-MiEV(Xグレード)、ミニキャブ・ミーブ トラックとなる。

該当する車種・類別のユーザーには、下表のように損害賠償金を支払うという。これは新燃費申請値と旧届出燃費値との差による燃料代の差額と、今後の車検時等に想定される自動車関連諸税の増額分を加味して決定された金額だという。また、エコカー減税の減税率が下り、納付済の税額が増加する場合も同社がが責任を持って負担するとのことだ。

また、これらの車種については、一時販売が停止される。

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