三菱は2018年2月26日、インドネシア共和国政府に対して、同国における電動車の普及に関する共同研究のため、プラグインハイブリッドEVの「アウトランダーPHEV」8台と、EVの「i-MiEV」2台の計10台と、急速充電器4台を寄贈し、現地で記念式典を開催したことを発表した。
今回の寄贈は12月に発表したインドネシア政府との覚書に基づくもの。寄贈された車両と急速充電器は、電動車普及に必要なインフラ整備の調査を目的とした、同国の工業省や研究機関との共同研究で使用される。
共同研究では、都市、観光地、離島といった、異なる環境下における電動車の実用性を実証していく。また電動車が、電力平準化に役立つことも実証していく予定だ。
ーー三菱の益子修CEOは今回の寄贈に際して
「今回の寄贈が、インドネシア政府並びに国民の皆様にとって、さらなる自動車社会の発展、様々なコミュニティの深化、安全で緑豊かな環境の整備に繋がれば幸いです。インドネシアは東南アジアで最も有望な市場の1つであり、若年層にも自動車所有の機会が拡大していく可能性があります。その中で、自動車所有の増加と環境保全の間でバランスを取る必要性もあります」と述べた。