三菱は2017年10月7日、次世代店舗「電動DRIVE STATION」を全国で5店舗、同時オープンする。
電動DRIVE STATIONは、新車販売、アフターサービスといった通常の店舗機能に加えて、災害時などの移動手段や電力供給装置となる電動車両(EV、PHEV)の価値、エネルギー問題に果たす電動車両の社会的役割を、多くの人に感じてもらうことを目的として作られた店舗。2016年10月には、東京・世田谷に第1号店をオープンして好評を得ている。
「電動DRIVE STATION」の最大の特徴は、太陽光発電システムと、V2H(Vehicle to Homeの略で電動車両に蓄えた電気を家に供給する仕組み)機器を設置していること。太陽光パネルで生み出した電力による電動車両への充電と、電動車両に蓄えた電力を店舗内で使用することを可能としている。
また、キッズコーナーのテーブルや椅子・本棚などは、国産木材で製作。「植える→育てる→伐採する→使う」という「森林の循環」への貢献に努めている。
さらに、一般家庭のダイニングルームを模した「ライフスタイルコーナー」では、停電発生時にV2H機器で電力を供給する「停電デモンストレーション」を実演。電動車両の100V AC電源(1,500W)で、家庭の電化製品を同時かつ複数使用してみる「1,500W体感デモンストレーション」も行なわれる。
他にも、エネルギー・環境をテーマにした子供向けのワークショップや、防災イベントの開催、防災への取り組みをはじめとする地域情報を自治体と連携して発信するなどの活動を通じ、地域社会への貢献を目指す。
三菱は電動車両の開発・生産・販売を行なうだけでなく、電動DRIVE STATIONによって電動車両への理解・共感を広げようと動き始めている。そして電動車両の普及を通じて、持続可能な社会の構築に貢献しようとしているわけだ。
電動 DRIVE STATIONの詳細についてはウェブサイトを参照。
【10月7日オープン「電動DRIVE STATION」一覧】
関東三菱自動車販売株式会社 大宮店
所在地:埼玉県さいたま市大宮区桜木町4-476
関東三菱自動車販売株式会社 土浦店
所在地:茨城県土浦市並木5-5478-1
関東三菱自動車販売株式会社 戸塚店
所在地:神奈川県横浜市戸塚区平戸町80
関東三菱自動車販売株式会社 松本店
所在地:長野県松本市鎌田1-3-18
西日本三菱自動車販売株式会社 松原店
所在地:大阪府松原市岡7丁目65-1