【三菱・ジュネーブモーターショー2013】近未来のスポーツユーティリティ トラック「コンセプトGR-HEV」世界初披露

ディーゼルエンジンとモーターを組み合わせたピックアップトラック「Concept GR-HEV」

2013年3月5日(一般公開は7日)からスイスで開催される第83回ジュネーブ国際自動車ショーにおいて、三菱自動車は次世代先進技術を搭載した「MITSUBISHI Concept GR-HEV(コンセプト・ジーアール・エイチイーブイ)」と「MITSUBISHI Concept CA-MiEV(コンセプト・シーエー・ミーブ)」をワールドプレミアすることを、2月13日に明らかにした。

まず最初の「GR-HEV」は、環境性能と走行性能を両立した近未来のスポーツユーティリティトラック(SUT)が開発のコンセプト。新興国を中心に人気の高いピックアップトラックに、開発中のFR ベースのディーゼルハイブリッドシステムを搭載。燃費に優れたクリーンディーゼルエンジンと、高性能モーター&バッテリーを組み合わせたHEV システムにより、走行時のCO2排出量を140g/km台に抑え、クラストップレベルの高い環境性能を目指した。

また、パジェロで培ったスーパーセレクト4WDと、車両運動統合制御システムのS-AWC(Super All Wheel Control)を組み合わせた次世代の4WDシステムを採用し、さまざまな道路環境における優れた走行性能の実現を目指している。なお車名のGRとは「Grand Runner」の略。先進技術により、壮大な大地を力強く走り抜けるという意味を持っている。なお「GR-HEV」はコンセプトカーとはいいながら、量産化が近いモデルと予想される。

EVのアドバンスドコンセプトカー 「CA-MiEV」

一方の「CA-MiEV」は、2009年に世界に先駆けて量産型電気自動車のi-MiEV(アイミーブ)を発売した三菱自動車が提案する、将来のEVを想定したコンセプトカーとなっている。高エネルギー密度バッテリーや高効率EV システム(モーター/インバーター/回生ブレーキ/非接触充電システム)など、同社が開発中の次世代EV 技術を満載している。

さらにボディの徹底した軽量化や空力性能の向上も追求しており、航続可能距離300kmを目標としている。なお、車名のCAは「Compact and Advanced technology」に由来しており、 コンパクトサイズの車体に先進EV 技術を搭載している・・・という意味で、先進EV技術の方向性を示すコンセプトカーといえる。

三菱自動車公式サイト

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