2016年10月13日、エボバスGmbH、三菱ふそうトラック・バスは、新型連節バス「メルセデス・ベンツ シターロG」(右ハンドル仕様)を発表し、発売を開始した。
今回発表された連節バス「メルセデス・ベンツ シターロG」は、メルセデス・ベンツのバス製造会社「エボバスGmbH」が生産する都市交通向けバスで、欧州排出ガス規制「EURO 6」に適合した、右ハンドル仕様の車両だ。
この車両は、ターンテーブルで前後の車両を繋げた連節バスで、外形サイズは全長18.175m、全幅2.55m、全高3.12m、最小回転半径は9.6mとなっている。1台で大型路線バス2台分の人員輸送を可能にする効率性の高いこの車両は、BRT(Bus Rapid Transit:バス高速輸送システム)専用車両として世界中で稼動している。
日本国内では既に31台の「シターロG」が2008年より営業運転を行なっており、連節バスのリーディングブランドとして認知されている。
メルセデス・ベンツ「シターロG」は技術、経済性に優位性を持っている。新開発の連節角度制御システムにより、連節バス特有の車両挙動を安定させる。環境性能も、欧州排出ガス規制「EURO6」に適合し、従来規制適合車と比較して、NOx、PMなどの有害物質の排出量を大幅に低減している。
燃費性能に関しては、2012年の欧州でのテストにて従来車に対し燃費を8.5%改善。さらにメンテナンスコストを低減することとあわせて合わせ総所有コスト(TCO)低減を実現している。
編:このサイズだと走行できる場所が限られてしまう。空港で見かけたことはあるが、純粋に街中で乗ってみたいバスだ。