アウディTT RS Coupe/TT RS Roadsterが6年ぶりにフルモデルチェンジ

アウディ ジャパン株式会社はAudi TTシリーズのトップモデルであるAudi TT RS Coupe/ TT RS Roadsterを2011年以来6年ぶりにフルモデルチェンジし、2017年3月28日より受注を開始すると発表した。発売は5月中旬、全国25のAudi Sport店及びアウディ正規ディーラー(124店舗:現時点)を通じての販売となる予定だ。

AUDI TT RS Coupe
AUDI TT RS Roadster

このAudi TT RS Coupe / TT RS Roadsterは、Audi R8やAudi RS 6など、アウディのハイエンドスポーツモデルを手がけるAudi Sport GmbHが開発したAudi TTシリーズのトップモデル。

エンジンは従来型に比べて26kgの軽量化を実現した新開発のオールアルミ製の直列5気筒TFSIガソリン直噴ターボエンジンを搭載していて、最高出力は先代モデルから60psアップとなる400psを発生。トルクも30Nm高い480Nmとなっていて、7速Sトロニックトランスミッションとquattroフルタイム4WDシステムの組み合わせによって0-100km/h加速タイムは3.7秒(Roadsterは3.9秒)と、歴代TT最速を記録している。また燃費はJC08モードで11.7km/Lを記録している。

エクステリアではハニカムメッシュのシングルフレームや専用のフロントバンパー、固定式リヤスポイラーなどを装備。アウディの量産モデルとしては初めて、テールライトにOLED(有機発光ダイオード)をオプション設定している。またインテリアにはインスツルメントパネルに設置された12.3インチのTFTディスプレイに、スピードメーターやタコメーターだけでなく、ナビゲーションシステムをはじめとする様々な情報を表示できるアウディ バーチャル コックピットを標準装備している。

ハニカムグリルはRSシリーズ共通の意匠

ちなみに新型Audi TT RSのquattroフルタイム4WDシステムは、コンパクトかつ軽量な電子油圧制御式の多板クラッチをプロペラシャフトの後部に配置することで、前後重量配分を最適化している。これをTT RSとしては初めてアウディドライブセレクト(comfort、auto、dynamic、individualの4つの走行モードが選択可能)と協調制御することで、先代モデルよりも緻密な制御を行なっているのが特徴だ。

コーナリング時には狙い通りのラインをトレースするようトルク配分を調整し、ドリフト状態になった場合でもESC(エレクトロニックスタビライゼーションコントロール)が内輪のブレーキを調整することでスムーズな走りを実現してくれる。またボタン操作によって、ESC働きを完全にキャンセルすることも可能。

シャシーには4リンク式リヤサスペンションを採用しているほか、舵角が大きくなるほどレシオが速くなるプログレッシブステアリングには、RS専用のスポーティなチューニングが施されている。また電子制御可変ダンパーであるアウディマグネティックライドを標準装備、アウディドライブセレクトを介して減衰特性を変化させられるので、ドライバーが好みの乗り味を実現できる。ホイールは5アームポリゴンデザインの19インチサイズで、タイヤサイズは245/35となっている。

■価格

COTY
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