マツダは2022年1月27日、トヨタと合弁で建設した新工場「Mazda Toyota Manufacturing, U.S.A.,Inc.(MTM)」(米国アラバマ州ハンツビル市)で、北米市場向けの新型クロスオーバーSUV「CX-50」の生産を1月18日に開始したと発表した。
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マツダは、中期経営計画(2020年3月期〜2026年3月期)により、最重要市場であるアメリカで、2016年から新世代店舗や販売金融の導入、販売オペレーション改革など、販売面の質的な向上強化に取り組んできた。
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また、際立つデザイン、全車AWDとし力強く高効率なパワートレイン、オフロードでの高い走行安定性など、北米の顧客層のライフスタイルやニーズを取り込んだ北米専用モデル「CX-50」を2022年春から販売を開始する計画となっている。
そしてトヨタとマツダの知見を持ち寄った最新の技術を投入した新工場での量産開始となり、北米市場にタイムリーに商品をデリバリーできる生産・供給体制が整ったことになる。
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CX-50の量産開始にあたり品質、購買、生産、物流統括、コスト革新担当の向井武司専務執行役員は、「CX-50は、マツダの北米ビジネスを成長させる原動力となるモデルです。現地の雇用およびサプライチェーンの構築をとおして、地域に根付き、米国における良き企業市民として、皆さまに親しみを感じていただける工場づくりを目指していきます」と語っている。