マツダは2019年9月25日、「第46回東京モーターショー」で、マツダで初となる市販を前提にしたEVを世界初公開すると発表した。
車両概要
この新型EVは、新たにマツダのカーラインアップに加わる新世代商品群の、マツダ3、CX-30に続く第3弾となる。
したがってプラットフォームは、マツダ3から登場した新世代プラットフォームを流用し、EVのためセンタートンネルを取り去って、リチウムイオン・バッテリーはフロア下に剛結される方式だ。伝えられている情報ではバッテリー容量は35kWh程度と中容量で、航続距離の長さは追求していない。
モーター、インバーター、DC-DCコンバーターなどはフロント横置きに一体ユニット化されて搭載される。なおモーターと並列で、シングル・ローターのロータリーエンジンを搭載したレンジエクステンダーEVも後に発表されるとされ、こちらはより長い航続距離が期待されるモデルとなる。
いずれにしてもこれまで、内燃パワーユニットのSKYACTIV-G、SKYACTIV-Dを展開してきたマツダだが、企業平均燃費(CAFE)の面では、すでにヨーロッパでは規制レベルを下回っており、今後を見据えれば電動化を全面に打ち出すことは必須であることを物語っている。
マツダは東京モーターショーでは、この新型EV以外に、ロードスター、マツダ3、CX-30、CX-5、CX-8を展示する。