2015年9月20日、1965年に開場したマツダのテストコース「三次自動車試験場」が50周年を迎えた。それを記念するイベントが行なわれた。
広島県三次市にあるテストコースには全国からマツダファンが集まり、1047台&1864人の来場があり賑わった。
会場にはマツダの歴代のモデルを所有するオーナーたちが自走で集まり、展示された。集まったマツダファンは若者から年配層まで幅広く、多くの家族連れも参加していた。
この手のイベントでスターとなる旧車は、もちろん名車であって人気を博したモデルなのだが、完全オリジナルであることが注目の的だ。もちろんオリジナルに改造をして楽しんだユーザーもいるだろうが、そうしたユーザーよりは、きれに当時のまま保存しているモデルの人気が高い。
また、一方で過去を懐かしイベントのほかに、現在マツダが取り組む車両開発の一端のお披露目も注目度が高い。たとえば、モノづくり革新のコーナーでは、エンジニア自身がユーザーへ直接説明する姿もあり、反対にユーザーは開発したスタッフに直接質問を投げかけることができるチャンスでもあり、熱心に説明を聞く姿が印象的だった。
他のイベントではミスター、ル・マンと言われる寺田陽次郎氏のトークショーと、1991年日本車初のル・マン優勝マシン787Bレーシングカーのデモ走行、そして参加者自身のクルマによるパレード走行などがあり、一日をとおして「マツダ」を楽しむことのできたイベントだった。