トヨタは2020年10月28日、トヨタ、レクサス、ダイハツの39車種におよぶ車両の燃料ポンプに不具合があるとしてリコールを届け出ました。
この不具合の情報は市場からの109件の報告によるものです。不具合の内容は、燃料タンク内にある低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製の羽根車)が、製造時の成形条件が不適切なため樹脂密度が低くなり、燃料により膨潤して変形することがあるというものです。
その場合、インペラがポンプケースと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合は走行中エンストに至る恐れがあります。
もちろんこれは、汎用タイプの燃料ポンプを供給しているサプライヤーの設計、製造に起因する不具合で、2020年3月にリコールが届出されましたが、その後に該当する車両が拡大していることが判明したため、改めての届出となっています。
対策は、該当する全車量の全車両、低圧燃料ポンプを対策品と交換することになります。
該当車種は2017年7月から2019年12月までに生産された、ノア、ヴォクシー、エスクァイア、アルファード、ベルファイア、クラウン、ハイエース、レジアスエース、カムリ、ランドクルーザー・プラド、ハリアー、ランドクルーザー、センチュリー、レクサスRX300、RX450h、RX450hL、NX、ES300h、IS200t、IS300、IS350、IS300h、LS500、LS500h、LC500、LC500h、GS200t、GS300、GS350、GS300h、GS450h、LX570、RC200t、RC300、RC350、RC300h、トヨタ救急車、クラウン・パトロールカー、ダイハツのアルティスという合計39車種で、合計21万363台となります。