【2014 GT選手権マシン】日産、トヨタ、ホンダの2014年シーズン用GT500マシンがベールを脱いだ

2013年8月16日、日産、トヨタ、ホンダは2014年のスーパーGT(GT500)用のニューマシンを発表。8月18日に鈴鹿サーキットで開催された鈴鹿1000kmレースの会場でも披露された。

2014年シーズンからスーパーGT選手権レースは大きく様変わりする。新しい2014年規則により、ベースシャシーはドイツツーリングカー選手権(DTM)と基本的な車両規則が共通化されたスチールパイプ製になったのだ。この共通規則化の契約締結は2012年10月に行なわれている。ただしエンジン規則は日本独自の新規格、「日本レーシングエンジン:NRE」が採用される。従来のV8型エンジンではなく、最新のダウンサイジングコンコンセプトを採り入れた4気筒2.0L直噴ターボエンジンとなる。出力制限はエア・リストリクターではなく、世界初となる燃料の流量制限、つまり燃料リストリクターを装備する点が大きな特徴で、限られた燃料流量でどれほど大きなパワーを引き出すか、どれほど効率的に燃焼させるかが勝負になる。

日産 GT-R Nismo GT500

■日産
日産は、2014年規則に合わせて新規開発したSUPER GT GT500仕様の「Nissan GT-R Nismo GT500」を発表。ニスモが開発したGT-R Nismo GT500は7月末にシェイクダンテストを行ない、鈴鹿サーキットでベールを脱いだ。また、この2014年型Nissan GT-R Nismo GT500は、12月1日に富士スピードウェイで開催されるファン感謝イベント「NISMO FESTIVAL」で展示、デモ走行を予定している。

レクサス LF-CC GT500

■レクサス
トヨタ・モータースポーツはこれまでのGT500マシン、レクサス「SC430」に替えて来シーズンから、2012年9月パリモーターショーで発表した2ドアクーペコンセプトモデルであるレクサスLF-CCをベースとした新型レース車両で参戦すると発表した。「LF-CC」は、将来のレクサスのラインアップに加わるスポーティエントリーモデルを示唆するモデルで、空力・冷却性能に配慮した躍動感あるコンセプトカーをベースに新GT500マシン「LF-CC GT500」に仕上げている。

ホンダ NSX CONCEPT-GT

■ホンダ
ホンダは、2014年のSUPER GT500クラスに参戦予定の「NSX CONCEPT-GT」を発表。 NSX CONCEPT-GTは、2012年1月に米国ミシガン州デトロイトで開催された北米国際自動車ショーにおいて世界初披露した次世代スーパースポーツモデル「NSXコンセプト」をベースとした、GT500レース専用車両だ。この「NSX CONCEPT-GT」は他車がFR駆動であるのに対し、ミッドシップレイアウトでレーシングハイブリッドシステムを搭載していると発表している。

 

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COTY
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