【光岡自動車】3代目もクラシカル路線。目立ち度抜群の新型「Viewt(ビュート)」

3代目ビュートの画像

2012年5月23日、富山県富山市に本拠を置く株式会社光岡自動車は、オリジナルデザインのボディを架装したファッションカー「Viewt(ビュート)」を3代目へフルモデルチェンジ。5 月 24 日から全国一斉に発売した。今回もベース車は日産のマーチで、2010年にそのマーチがK13型にフルモデルチェンジされたことに伴うものだ。

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このビュートは1993 年の誕生以来、光岡自動車のファッションカー部門の大黒柱となったロングセラーカーだ。初代は2代目マーチ(K11型)、7年前に登場した2代目は先代マーチ(K12型)をベースにクラシカルなボディを架装。比較的手頃な価格設定もあって、累計販売台数は1万台を超えている。その後の光岡は1996年には「ゼロワン」で10番目の乗用車メーカーに名乗りを上げ、2006年発表(販売は2007年から)のファッション・スーパーカーの「オロチ」はまだ記憶に新しいところだ。

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3代目のビュートも基本はキープコンセプトとなっているが、デザイン的には先代よりも初代の要素を復活させる狙いがあったとのこと。具体的には全体的に尻下がりのラインだった2代目から、ウエッジシェイプの効いた品格あるデザインを強調する方向となり、特にリヤウインドウを垂直方向に立てたところが特徴で、より多くの男性ユーザー獲得を目指している。またビュートでは初めてのオリジナルインパネをオプションで用意。室内もよりクラシカルな雰囲気が実現可能となった。

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ボディカラーはワインレッド/ブリティッシュグリーン/ホワイト/ブラックメタリックの4色。オプションのレザーインテリアはボディカラーに合わせて、アイボリーとダークレッドの2色が設定されている。完全受注生産システムのため、納期は通常で約3カ月程度とのこと。またベースモデルの変更に伴って、3代目は全車がエコカー補助金の対象となり、2WD車は50%のエコカー減税の対象車となっている。

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↑発表会は帝国ホテルで開催され、多くのメディアが詰めかけた

なお、光岡自動車は2011年からタイでの現地生産と直営販売を開始しているが、この3代目ビュートもアジア諸国向けについては、タイで生産して輸出していく計画となっている。

■ビュート12DX 2WD主要諸元

●全長×全幅×全高=4515×1680×1550mm ●ホイールベース=2450mm ●重量=1045kg ●エンジン=HR12DE型/直列3気筒DOHC/1198cc ●最高出力=58kW(79ps)/6000rpm ●最大トルク=106Nm(10.8kgm)/4400rpm ●トランスミッション=エクストロニックCVT ●駆動レイアウト=FF  ● タイヤ=165/70 R14 ●乗車定員=5名

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光岡自動車公式Web

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