ホンダは、広い室内空間と風格のあるスタイリング、優れた燃費性能と上質な走りなどで好評の上級ミニバン「オデッセイ」に、先進の安全運転支援システム「ホンダ センシング」を全タイプで標準装備するとともに、デザインや装備、使い勝手などを向上させ、2017年11月17日に発売する。
今回のマイナーチェンジでは、ホンダ センシングの全8機能をガソリンモデル、ハイブリッドモデルともに全タイプに標準装備。ミリ波レーダー・単眼カメラによる車両前方の状況認識とブレーキ、ステアリングの制御技術が協調し、安心・快適な運転や事故回避を支援する。
ハイブリッドモデルでは、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)に渋滞追従機能を追加。前走車がいない場合は設定した車速を自動で維持し、前走車がいる場合は自動で加減速をして適切な車間距離を保つよう支援し、高速道路などでの運転負荷軽減を図る。
オデッセイに搭載するホンダ センシングの機能は、衝突軽減ブレーキ(CMBS)、誤発進抑制機能、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)、LKAS(車線維持支援システム)、先行車発進お知らせ機能、歩行者事故低減ステアリング、路外逸脱抑制機能、標識認識機能の8機能。ACCの渋滞追従機能付きは、ハイブリッドモデルのみに搭載される。
エクステリアデザインにも変更が加えられた。フロントのバンパー、グリルのデザインを変更し、力強い印象のフロントマスクに仕上げたほか、LEDフォグライトを標準装備し、全タイプのエクステリアデザインを統一している。またアルミホイールにも、新規デザインが採用された。
ボディーカラーには、新たに「コバルトブルー・パール」、「プラチナホワイト・パール」を採用し、全7色のラインアップを設定。このうち新色のプラチナホワイト・パールと、従来色のスーパープラチナ・メタリック、プレミアムヴィーナスブラック・パール、プレミアムスパイスパープル・パール、プレミアムディープロッソ・パールは、43,200円(消費税8%抜き40,000円)高となっている。
インテリアでは快適装備の充実が図られた。オデッセイの特長のひとつである2列目プレミアムクレードルシートには、深いくつろぎをもたらす大型ヘッドレストを、足元にはスマートフォンやペットボトルなどが収納可能な小物入れを採用。さらにリラックスできる空間を演出している。
ディーラーオプションとして用意されるホンダ純正ナビゲーションの「ギャザズ」は、9インチナビゲーションに対応した。リアワイドカメラ、ナビ・オーディオリモートコントロールスイッチ、ハンズフリーテレホンスイッチ、音声認識スイッチ、デジタルTV用プリントアンテナ(12セグ/ワンセグ)、専用ワイヤーハーネス、USBジャック(1ヵ所)、HDMIR入力端子からなるナビ装着用スペシャルパッケージと組み合わせることで、より使いやすく、ドライブをサポートしてくれる。
新型オデッセイの国内月間販売計画台数は、1,500台となっている。