【ホンダ】N BOX+自慢の「いろいろ」「のびのび」「らくらく」って一体何だ?

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G・Lパッケージ2トーンカラースタイル (左:プレミアムブロンズ・パール×タフタホワイト、右:プレミアムダイナミックブルー・パール×タフタホワイト)

2012年7月5日、ホンダの軽自動車ハイトワゴン、N BOXの派生車種としてN BOX+(プラス)が発表された。発売は7月6日から。ベースは、N BOXで、「新しい可能性をプラスする」というコンセプトのもとに開発された多用途マルチバンのN BOX+はNシリーズの第2弾と位置付けられている。なお、2ボックスタイプのNシリーズは今秋に発売予定だという。

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↑N BOX + G・Lパッケージ ツートーンカラースタイル (プレミアムダイナミックブルー・パール×タフタホワイト)アルミ製スロープはディーラーオプション

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N BOX + G・Lパッケージのインパネ (ブラウン&ベージュ)

開発コンセプトのキーワードは、「いろいろ積める」、「のびのび泊まれる」、「らくらく乗せられる」。3種類のリヤ用のボード使用によるマルチスペースシステムと、リヤの後方に向かって傾斜したフロア面により、クルマ椅子や、バイク、自転車、耕運機などを自在に積載できることや、リヤスペースをフルフラットにすることで車中泊を楽しめるなど、まさにマルチユースの軽自動車ハイトワゴンだ。

ポジショニングとしては、ベースのN BOXが子育て世代をターゲットにしたヤングファミリー向けワゴンとされ、N BOX+はベース車の広さ、燃料センタータンク・レイアウトを生かして、リヤに多様な積載スペースを作り出し、さまざまなライフスタイル、趣味、道具としての使いやすさを提案する軽自動車の多用途ワゴンとされている。

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大きな特徴は、リヤのラゲッジスペースのフロア面を後方に向かって斜面となる形状を採用。N BOXのローディング高(積み降ろし地上高)より150mm低い330mm(FF車)としている。

そしてオプション設定のアルミ製スロープを使用することにより、地面からフロア面までスロープにできる「ユニバーサルブリッジ」コンセプトを採用。名称からもわかるように当初は、フロア面を下げてクルマ椅子の乗降をしやすくすることを狙っていたが、この特徴を利用してバイクや耕運機、発電機など重量物の積み下ろしを容易にすることで、趣味や生活の幅を広げるという狙いだ。

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さらに斜めフロア面を生かすために、3種類の専用ボードを設定し、リヤのラゲッジスペースのフラット化や、斜めフロアにより生み出されるスペースに荷物を格納するなど、数種類のアレンジができる。さらにリヤシートを折り畳み、リヤをフラットなボードと組み合わせることで実用的なベッドスペースを生み出すこともできる。この状態では大人2名が足を伸ばして寝ることができるという車中泊モードだ。

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N BOX+はリヤのラゲッジスペースも極限まで拡大するため、リヤシート位置はベースのN BOXよりやや前進した位置で、形状も折り畳んだ状態でフラット面が形成できるように専用設計されている。

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ハードウエアは基本的にN BOXと同じ。エンジンはNAが58ps/65Nm、ターボが64ps/104Nm。N BOX+は、ターボエンジンがカスタムだけでなくノーマルモデルにも拡大採用されているのが特徴だ。

トランスミッションは新世代のCVTで、サスペンションはフロントがストラット式、リヤはトーションビーム式だ。ただし、4WDモデルはリヤの斜めフロアに対応して新開発され、サスペンションはトーションビー式のままでリヤ・デファレンシャルはフロア面に固定。リヤデフの直前にコンパクトなビスカス・カップリングを配置している。

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またリヤのフロアは斜めフロアに対応してクロスメンバーを追加。リヤ・フロアのパネルの板厚もアップされている。電動パワーステアリングは、山道や高速道路での走行を考慮し、N BOXよりしっかりとした手応えにしている。VSA、ヒルスタートアシストは従来通り前車に標準装備される。

カラーリングは、新たにツートーン・カラースタイルを追加。この仕様はパーソナル性、趣味性を高める狙いが込められている。カスタムは従来通り、スポーティさ、上質感を高めたグレードとなっている。

Honda_Nbox_plus_spec

N BOX+価格表の画像

ホンダ公式サイト

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