【ホンダ】新型シビック欧州仕様の全容がわかる写真を公開

ホンダは2011年9月12日から13日にかけて、9月25日まで開催されるフランクフルトモーターショーに出展する新型シビック（5ドア）の全容がわかる写真を公開した。このシビックは欧州専用モデルで、2012年初頭からの販売が予定されている。

欧州仕様のシビックは、イギリスの工場で生産されている。現行モデルでは3ドアと5ドアの2種類だったボディタイプを新型では現状5ドアハッチバックに統一するものと見られている。

なおフランクフルトショーではこのシビック以外にも電気自動車のコンセプトモデル「フィットEVコンセプト」をはじめ、次世代プラグインハイブリッドの技術展示モデル、燃料電池電気自動車「FCXクラリティ」のほか、電動2輪車「EV-neo」なども展示されている。

フランクフルトモーターショー2011

ホンダは2011年8月31日、9月13日（一般公開は15日）から25日まで開催されるフランクフルトモーターショーの出展概要を明らかにした。最大の注目は2012年初頭より欧州で発売を予定している新型シビック（5ドア）で、早くも動画も公開している。

ホンダによると、今回出展される新型シビックは欧州専用モデル。走行性能やハンドリングを大幅に向上し、上質な乗り心地と低燃費を実現したとのこと。より低くワイドでエアロダイナミクスを追求したモノフォルムデザインとしながら、欧州Cセグメントでトップクラスの居住空間も得ている。また写真のリアコンビネーションランプは空力効率を高める形状で、車体の上部や側面のエアフローを制御するなど、スポイラーとしての機能も果たしている。

2012_US_model — ↑不評を買ってしまった北米仕様のシビック2012年モデル。

ホンダは欧州市場でのシビックのイメージが希薄になっており、さらに北米市場では2012年型シビックが「コンシューマーレポート」で“お勧めできない”と評価されるなど、このところ良いニュースが少ないのが実情だ。それだけに今回の欧州向け新型シビックは、多くのメーカーが質の高さを競い合う激戦区のCセグメントに送り出すだけに、従来のイメージを打ち破る質感の大幅な向上を狙ったものと考えられる。

新型シビック5ドアの開発プロセスの「ショートムービー」でも、静粛性や快適性の開発に力を入れていることが示されており、Cセグメントの最新動向をキャッチアップしていることがわかる。

2012_EU_model_test1 — ↑こちらは欧州仕様の新型シビックのテスト車。

なおシビック以外にも電気自動車のコンセプトモデル「フィットEVコンセプト」をはじめ、次世代プラグインハイブリッドの技術展示モデル、燃料電池電気自動車「FCXクラリティ」のほか、電動2輪車「EV-neo」なども展示される予定。さらに2012年モデルの新型インサイトやCR-Z、CR-V、ジャズ、アコードなどの市販車や、最新の2輪車や汎用製品の展示も行なう。