2015年2月13日、アメリカン・ホンダモーターは、2月12日から開幕したシカゴオートショーで、新型ミドルクラスSUV「パイロット」のワールドプレミアを行なった。
3代目となる新型パイロットのエクステリアデザインは都市型のモダンさを追求した堂々としたフォルムを採用。アメリカにおけるホンダのトップレンジに位置する存在感をアピールする。
LEDヘッドライトやLEDリアコンビネーションランプ、20インチアルミホイール、パノラミックルーフなどを設定している。また、インテリアはキャビンに採用されたソフトな素材やLEDルームランプなどにより、プレミアムな質感主張。シートヒーターや、3列目シートへのアクセスを容易にする2列目キャプテンシートも設定する。
パッケージングは、従来モデルに比べて全長を約8cm延長し、カーゴスペースを大幅に拡大。クラストップの室内空間を実現。また、ワンタッチのボタン操作でスライドやチルトを可能にするワンタッチウォークイン機構を備えた2列目シートを採用し、3列目シートへの乗降性を向上している。
エンジンは3.5L・直噴SOHC i-VTEC V型6気筒を搭載し、アイドリングストップ機構も備え環境性能も高めている。また、トランスミッションは6速AT、上級グレードには9速ATを採用している。FFモデルに加えて、新開発のAWDモデルを設定。クラストップの空力性能とともに、従来モデル比で約130kgの軽量化を実現。また上級SUVにふさわしい静粛性能も備えている。
運転支援システムはミリ波レーダーと単眼カメラによる高精度な検知機能を備えた「Honda SENSING」を採用している。新型パイロットはオハイオ州にあるホンダR&Dアメリカズで開発され、2015年夏から発売を開始するとしている。