ホンダは2022年8月1日、新世代のコネクテッド技術を搭載した車載通信モジュール「Honda CONNECT(ホンダ コネクト)」搭載車を対象に、テレマティクス技術で取得した走行データに基づく運転傾向を毎月スコア化し、翌年の保険料を割り引く運転性向連動型テレマティクス保険「Hondaコネクト保険」の取り扱いを、10月から全国のホンダカーズで開始すると発表した。
なお通信モジュールを搭載したテレマティックス型自動車保険は、すでに「あいおいニッセイ同和損保」が導入している。なお、あいおいニッセイ同和損保の場合は、通信モジュールを搭載した後付けドライブレコーダーを装着することで可能になる。
今回、新たに導入されるHondaコネクト保険は、損害保険ジャパン、東京海上日動火災保険、三井住友海上火災保険の各損害保険会社)とHondaが共同開発したもので、3社の自動車保険商品の特約として提供される。
Honda CONNECTのテレマティクス技術を使用し、車載通信機を介して得られる走行データに基づき、運転スコアとアドバイスを運転レポートとして毎月契約者に配信する。これにより、契約者の日々の運転における安全意識の向上も一助とする。また、年間の運転スコアに応じて、翌年の保険料を割り引くことで、契約者に「安心・安全・お得感」を提供することになる。
保険の対象となる車両は、2020年2月発売のFIT以降のHonda CONNECT搭載車、Honda純正ナビゲーションを装着した車両となる。
Hondaコネクト保険の保険料金は従来の自動車保険に年間600円程度の特約保険料がプラスされる。一方で、毎年の保険料の割引は最大6%程度が見込まれている。
またこのHondaコネクト保険は、ホンダ販売店に加え損害保険代理店でも取り扱われることになっている。