ホンダ インディ500レース2勝目の佐藤琢磨選手凱旋会見

ホンダ本社で2020年12月3日、8月に開催されたアメリカのレースの最高峰、インディ500で2回目の優勝を果たした佐藤琢磨選手の凱旋会見が行なわれました。

両手の大きな指輪は、インディ500で優勝者に贈られる記念指輪

今回のインディ500レースは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、例年より3ヶ月遅れの8月に無観客で開催される異例のレースとなりました。そして、感染拡大により海外渡航が禁止される期間があったため、3ヶ月遅れでの日本での凱旋会見となっています。

インディカー シリーズに参戦している佐藤選手は、今年から約30kgの重量があるジェット機のキャノピー風防のようなハロ兼エアロスクリーンが装備されているため、空気抵抗が大きくなり車速が落ちると同時に、ダウンフォースも減っていると感じたそうです。

佐藤琢磨選手がステアリングを握るRLRチームのDW12/ホンダV6

そのため、レース規則でインディ用に過給圧がアップされ、最高速は従来以上に伸びる一方で、ダウンフォースが足りないままでのレース出場となったようです。これを十分想定したことにより、予選3番手、日本人初のフロントローに並ぶことができたわけです。

決勝レースで佐藤選手は、2017年のインディ500レース優勝の経験がものを言い、チーム(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)とともに十分なレース戦略を練ってレースに臨んだたということです。

そのため、500マイル/200周のレースのほとんどはライバルのスコット・ディクソンがリードし、優勝した佐藤選手は合計2度、27周しか先頭に立っていないという異例の展開のレースになっています。

これはトップグループにつけながらも燃費を稼ぎ、リスクを回避するための戦略で、レース終盤の最も重要な最後のピットストップを終えてからチェッカーフラッグを受けるまでの時間帯は、燃費を気にすることなく攻撃的なドライビングを行ない、最後の最後でディクソンを抜き去りトップに立ったわけです。

八郷社長と佐藤琢磨選手。背後のマシンは左が2020年モデル、右が2017年優勝時のモデル

この会見にはホンダの八郷社長も参加し、佐藤選手の偉業を称えるとともに、来シーズンもさらなる好成績を期待しているとコメントしました。

なお今回会見場に展示された、2017年の優勝マシンと、今回の優勝マシンはともにツインリンクもてぎ内にある「ホンダ コレクションホール」で展示されることになっています。

*佐藤琢磨選手がインディ500マイルレースで2度目の優勝

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