ホンダは2016年2月12日に、2016年のモータースポーツ参戦体制と普及活動計画について、以下の通り発表した。
【四輪モータースポーツ活動】
2015年に続き、FIAフォーミュラ・ワン世界選手権に、「マクラーレン・ホンダ」のパワーユニットサプライヤーとして参戦。フェルナンド・アロンソ、ジェンソン・バトンの2名体制で戦う。
FIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)では、1.6L直噴ターボエンジンを搭載した「シビック WTCC」の投入を継続。ワークスチームである「カストロール・ホンダ・ワールド・ツーリングカー・チーム」に、2012年チャンピオンのロブ・ハフが加入。ティアゴ・モンテイロ、ノルベルト・ミケリスとともに3名のドライバー体制で参戦する。
SUPER GTシリーズGT500クラスでは、前年同様5チーム5台体制で参戦。「NSX CONCEPT‐GT」のパワートレーンコンセプトを見直し、ハイブリッドシステムを非搭載とした2.0L直列4気筒直噴ターボエンジンでタイトル獲得を目指す。
全日本スーパーフォーミュラ選手権では、熱効率を高めた2.0L直列4気筒直噴ターボエンジン「HR-414E」の供給を継続。新たにマクラーレン・ホンダのリザーブドライバーであるストフェル・バンドーンが「ドコモ・チーム・ダンディライアン・レーシング」に加入し、5チーム8台体制でドライバーとチームのダブルタイトル獲得を目指す。
北米のインディカー・シリーズでは、伝統の「インディ500」が2016年で開催100回目を迎える中、アメリカン・ホンダモーターの子会社であるホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(HPD)が、6チーム11台に2.2L V6ツインターボエンジン「HI16TT」を供給する。
また参戦7年目のシーズンを迎える佐藤琢磨が、前年同様「エー・ジェイ・フォイト・レーシング」より参戦する。
四輪参戦体制概要は以下の通り。