ホンダは2019年8月6日、10月から中古車の新ブランドを立ち上げるなど3つの取り組みを順次展開し、国内中古車事業を刷新すると発表した。新たな取り組みにより、これまでの中古車販売チャネル名称「オートテラス」を「Honda Cars・U-Select（ホンダカーズ・ユーセレクト）」に変更する。
U-Selectとは
11月から、認定中古車の基準を厳格化するとともに、「Honda認定中古車 U-Select（ユーセレクト）」というブランドを新たに立ち上げる。認定中古車U-Selectは、ホンダ車であること、修復歴がないこと、第三者機関による車両状態証明書が発行されていることの3つの条件を満たした中古車に限定する。さらに、U-Selectの認定条件に加え、年式、走行距離といったさらに厳しい条件を満たす中古車を「U-Select Premium（ユーセレクト・プレミアム）」とする。
そして、新たな認定中古車制度の導入に合わせ、中古車販売チャネル名称である「オートテラス」を「Honda Cars・U-Select（ホンダカーズ・ユーセレクト）」に変更する。これと同時に店舗イメージカラーを、従来の緑から「Honda Cars」と同じ白を基調としたものに統一。店舗デザインの切り替えは、2020年3月末までに完了する予定だ。
また従来、「Honda Cars」各社ごとに管理されていた中古車情報を、2020年夏からネットワーク化することで、Honda Cars間のデータ連携を強化する。具体的には、中古車購入者は全国Honda Carsの中古車在庫から車両を選択することが可能になるなど、全国のHonda Carsネットワークを活用した中古車事業を展開していくとしている。
