Honda ブラジルにおける四輪車生産体制を再編

Hondaのブラジルにおける四輪車の生産販売子会社であり、サンパウロ州スマレ市に本社を置くホンダオートモーベイス・ド・ブラジル・リミターダは、現地時間2018年4月3日に、四輪車事業の基盤強化を目的にブラジル国内の生産体制を再編すると発表した。

近年、自動車の市場環境が大きく変化したブラジルでは、市場縮小からの緩やかな回復傾向が見られる。ただその一方で、当面の市場規模を踏まえた事業体質強化や、将来を見越した持続可能な事業基盤へのシフトも、現地の自動車メーカーには求められている。

Hondaはブラジルにおける生産体制の再編として、稼働開始を延期しているサンパウロ州イチラピーナ市の新四輪車工場での生産を、2019年初めから開始することにした。それとともに、サンパウロ州スマレ市にある既存のスマレ工場における完成車生産は、新四輪車工場へ順次移管。スマレ工場はパワートレーン生産を中心とした役割へ移行し、生産を継続することになる。

この再編を通して、Hondaは最新の生産技術が備わる新四輪車工場で、より高効率、かつ環境負荷の少ない生産を実現し、ブラジル四輪車事業の将来を担う新しい生産体制の構築を目指す。再編は2021年に完了する予定となっている。

完成車生産の移管に伴い、関係するスマレ工場従業員は、新四輪車工場へ順次異動。これまで培った生産ノウハウを活かす。

ブラジルで20年にわたり四輪車を生産するHondaは、地域の事業基盤をさらに強固なものとすることにより、今後も質の高い魅力的な商品をユーザーに提供することになる。

Honda ブラジル 四輪車生産体制 再編

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COTY
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