Hondaは2018年3月29日、2018年2月度の四輪車の生産・販売・輸出実績を発表した。
ここしばらく国内生産台数は減少傾向にあったが、2月は74,353台を生産。前年比は107.6%で、これは6カ月ぶりの増加だ。またそれに伴い、1〜2月の合算となる2018年暦年累計も、136,046台は前年比で103.1%となっている。
一方、2月の海外生産は333,513台で、前年比は96.0%。10カ月ぶりに減少となった。前年比102.6%の162,234台を生産した北米、同100.3%の14,615台を生産した欧州は、連続して好調な数字を出している。しかし中国が前年比86.2%の80,974台で、33カ月ぶりに減少傾向になったのを受け、アジア全体も同87.5%の141,123台で、41カ月ぶりに減少へと転じた。
こうした海外生産の減少によって、世界生産も407,866台で前年比97.9%と、10カ月ぶりの減少となった。
国内販売は逆に好調な数字を見せている。とりわけよく売れたのが登録車で、35,981台は前年比105.0%。6カ月ぶりに増加傾向となっている。登録車名別5位のフィットが8,389台、同7位のフリードが8,144台で、販売台数を牽引する形となったようだ。
届出車は32,768台で、これも2カ月ぶりに前年比が増加となり100.9%。もちろんその大半は、届出車名別1位を独走するN-BOXで台数を稼いでいる。次いで売れたのは、6,476台で届出車名別10位となったN-WGNだ。
前月に大きく増加傾向へと流れを変えた日本からの輸出は、2月も総合計が11,266台、前年比が145.4%と、勢いが続いている。北米にいたっては6,714台で、前年比は202.2%という数字を出している。
アジアだけは878台で前年比82.8%と、3カ月ぶりの減少となってしまったが、いずれも1月との合算で見れば波に乗っているのは一目瞭然。総合計の1〜2月累計は、20,284台で前年比160.3%を記録した。