ホンダは、2015年11月30日にパリで開幕した気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)の関連行事である「LA GALERIE by WE※(日程:12月2日〜9日)」に参加し、水素を中心としたエネルギーを「つくる」「つかう」、そしてエネルギーで「つながる」社会を実現するエネルギーマネジメント技術を出展する。
COP21において、国際社会は2020年以降の新しい温暖化対策の枠組みへの合意を目指している。COP21の関連行事であるLA GALERIE by WEは、世界各国が抱える気候変動課題の解決手段におけるCO2排出量の低減と省エネルギーを提案する展示会であり、COP21と同時期に開催される唯一の関連展示会で、またCOPに併設される展示会の開催は今回が初めてとなる。
ホンダは、モビリティの電動化や、水素を含めた再生可能エネルギーを活用したエネルギーマネジメント技術の開発を進めることにより、CO2の低減を目指す。こうした取り組みが国際社会の課題解決に役立つことを期待し、今回のCOP21関連行事へ参加した。
今回の展示では、温暖化による海水面の上昇が大きな問題となっているマーシャル諸島共和国にて、10月より共和国政府と共同で開始した電気自動車(以下、EV)充電関連技術の実証実験など、CO2低減や省エネルギーに向けた国内外での取り組みの事例を紹介することで、ホンダのグローバルな環境課題解決の提案する
また、水素を中心とした「つくる」「つかう」「つながる」技術を搭載したさまざまな製品を出展する。高圧水電解システム「Power Creator」を採用したホンダ独自のスマート水素ステーション(SHS)で再生可能エネルギーから水素を「つくる」、燃料電池自動車(以下、FCV)でエネルギーを「つかう」、FCVやEVの電力を外部給電器「Power Exporter 9000」およびV2H対応DC普通充電器「Honda Power Manager」でコミュニティや家庭・施設に供給して「つながる」といった、ホンダならではのスマートコミュニティのかたちを紹介している。