ダイハツは2022年10月3日、軽自動車スーパーハイトワゴン「タント」を大幅改良するとともに、新機種「ファンクロス」をシリーズに追加し、発売を開始した。
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全高1700mmを超えるスーパーハイトワゴンのカテゴリーは、現在では軽自動車市場全体の45%にも達しているため、「タント」シリーズはダイハツにとって主力車種であるが、今回はベースモデルの「タント」、より上質感と個性の強さを盛り込んだ「タント カスタム」に加え、新たにSUVテイストを採り入れた「タント ファンクロス」を新たに設定した。
軽自動車スーパーハイトワゴンのメイン・ユーザー層である子育てファミリー層はもちろん、アウトドア趣味層などより幅広い、多様なユーザー層に訴求しようという狙いのもとで開発されている。
今回の改良は、広々とした空間とピラーレスのミラクルオープンドアによる利便性と解放感はそのままに、荷室のデッキボードの採用や進化したオプションとして9インチ・スマホ連携ディスプレイオーディオを設定。そして特に「タント カスタム」は、より立体感と迫力を強調したデザインに手直しを行なっている。
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新開発された「タント ファンクロス」は、アウトドアシーンに似合うアクティブ感とタフさを表現したエクステリアを採用。日常での使用と、休日に手軽にアウトドアやキャンプを楽しみたいというユーザー層向けであることをアピールしている。
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また装備でもアウトドア・ライフにふさわしい撥水シート、防水加工シートバック、 夜間の積み下ろしで役立つラゲージルームランプやUSB電源ソケットを装備している。
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なお「タント ファンクロス」のパワートレインは3気筒KF型NAエンジンと、KF型ターボエンジンの2種類、駆動は前輪駆動と4WDを設定している。
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今回の「タント ファンクロス」のデビューにより、ダイハツは軽自動車SUV系は「タフト」、クロスオーバーSUV+車中泊向けの「アトレー」、小型乗用車で本格SUV「ロッキー」というラインアップとなっている。
さらに今回の改良では、国内福祉車両で2021年の車名別新車販売台数No.1となっている「タント(フレンドシップシリーズ)」も一部改良を実施している。
価格
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