2018年12月7日、東京国際交流館において今年を代表するクルマを決める「第39回2018-2019 日本カー・オブ・ザ・イヤー最終選考会」が開催され、「2018-2019日本カー・オブ・ザ・イヤー」は、ボルボ「XC40」が受賞した。輸入車が日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するのは39年の歴史の中で今回が3回目であり、ボルボは第38回に続いての受賞となる。
日本カー・オブ・ザ・イヤー
●ボルボ・カー・ジャパン株式会社「ボルボ XC40」
授賞理由として、日本の道路環境にちょうどいい扱いやすいサイズで、カジュアルかつスポーティなスタイリングを実現。インテリアは上質な北欧デザインで収納スペースも充実していて機能性も高いこと。そして走行フィールはスポーティさと快適性をきわめて高いレベルで両立したもので、気持ちよくドライビングを楽しめるなどの点が挙げられている。また、高度な安全装備を全車標準しているところも高く評価された。
他の部門賞は以下のとおり。
イノベーション部門賞
●本田技研工業株式会社「ホンダ クラリティ PHEV」
授賞理由:先進のプラグインハイブリッドシステムをスペースの自由度が少ないセダンというパッケージの中に搭載した。また、100kmを超えるEV走行が可能であり実用性は高く、ドライブフィールも素晴らしい。イノベーションによって次世代高級車のあるべき姿をいち早く実現して見せたことを高く評価した。
エモーショナル部門賞
●ビー・エム・ダブリュー株式会社「BMW X2」
授賞理由:SUVとしての基本的な要件を満たしながら、低い全高でクーぺのようなスタイリングは新鮮であり、また刺激的でもある。走り出せばいかにもBMWらしいハンドリングと軽快によくまわるエンジンにより「駆けぬける歓び」を満喫できる。あらゆる面においてエモーショナルであることを大いに評価した。
スモールモビリティ部門賞
●ダイハツ工業株式会社「ダイハツ ミラ トコット」
授賞理由:女性の意見に重きをおいて開発されたというミラ トコットは、結果として女性に媚びることなく、どのようなユーザーにも受け入れられる使いやすいクルマになった。ハイトワゴンが主流の中、全高を抑えた2ボックススタイルは新鮮で、安全装備の充実化と手頃な車両価格を両立している点も評価した。
実行委員会特別賞
●トヨタ自動車株式会社「TOYOTA GAZOO Racing」
授賞理由:2018年6月16日から17日に開催されたFIA世界耐久選手権第2戦となる「第86回ル・マン24時間レース」において、TOYOTA GAZOO Racingの8号車が優勝、さらに2位にも同チームの7号車が入った。圧倒的な強さを見せて、トヨタとして“ル・マン初優勝”を飾ったことを高く評価した。
●本田技研工業株式会社「ホンダ N-VAN」
授賞理由:商用車なのでイヤーカーのノミネートからは外れたが、助手席側のセンターピラーをなくしたことで実現した大きな開口部、助手席までフルフラットになる室内など、ビジネスユースではもちろん、工夫次第で趣味などに使うパーソナルカーとしての実力も高い。軽自動車の世界を大きく広げた点を評価した。
なお、今年は日本カー・オブ・ザ・イヤーに輸入車が選出されたため、インポート・カー・オブ・ザ・イヤーは設定されなかった。
ボルボ XC40 関連情報
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