テスラ ジャパンは2021年2月10日、モデルS、モデルXのタッチスクリーンをコントロールするメディアカードに不具合があるとしてリコールを届け出ました。
この不具合は、タッチスクリーンを制御するメディアコントロールユニット内部のマルチメディアカードの耐久性の検討において、使用が想定される車両の期間に対し不十分であったため、書込/消去回数が限度を超えると劣化し、タッチスクリーンが表示されなくなることがあるというものです。
この不具合はアメリカで問題となり、テスラ社は液晶ディスプレイの一般常識範囲内としたものの規制当局がリコールを指示した経緯があり、アメリカ本社からの情報により日本でもリコールが適用されることになりました。
国交省の判断では、単にエンターテイメントなどがディスプレイ上が表示されないだけではリコールには至らないものの、テスラの場合はデフロスターの作動、方向指示器の作動設定がディスプレー上で行われる様になっているため、保安部品に該当するという判断が行なわれています。
対策は該当車両のソフトウェアを最新の状態に更新した上で、マルチメディアカードを対策品に交換することになります。
該当車輌は、2014年7月~2018年3月の間に輸入されたモデルS、モデルXで、合計2126台となります。