5月27日、イタリアのヴィラ・デステのコンコルソ・デレガンツァにおいて、ロールス・ロイスが「Sweptail」(スウェプテイル)を発表した。
このスウェイプテールは、ロールス・ロイスの愛好家によりオーダーされたビスポーク仕立ての特別な1台。
1920〜30年代のコーチビルドのロールス・ロイスの美しさに魅了されたそのカスタマーが望んだのは、大きなガラスパノラマルーフを持った2人乗りのクーペ。
ロールス・ロイスの黄金期とも言うべき20世紀初頭の多くのモデル、そして、同様にヨットからもインスパイアされたカスタマーの希望を、デザインチームがひとつひとつ具現化。デザインから手作業の仕上げまで4年もの歳月を経て完成した。
このワンオフモデルのリヤエンドには、認識票と登録票を兼ねたアルミインゴットから削り出され、手作業で磨かれた「08」のバッジが装着されている。
このクルマをオーダーしたカスタマーは、金曜日の夜に友人を招いたパーティにてお披露目し、土曜日のヴィラ・デステの公開を終えると、早速ドライブに出掛けたという。