2014年6月15日、ルノー・ジャポンは日常の使い易さと走りの性能を両立させたメガーヌGT220をマイナーチェンジし、フロントマスクを新デザインに変更するとともに、ラインアップはエステートに加え、新たにハッチバックを追加し、6月27日から発売すると発表した。
またメガーヌ・ルノー・スポール(RS)のフロントマスクも新デザインを採用。こちらも6月27日から発売される。
メガーヌGT220シリーズは、レース、ラリーなどモータースポーツ活動やレーシングカーの開発・製造を担当するルノー・スポールが手掛ける高性能GTモデルだ。搭載されるエンジンは、最高出力220ps、最大トルク340Nmを発生するメガーヌ・ルノー・スポールと同じ型式の2.0Lツインスクロールターボエンジン。トランスミッションは6速MTが組み合わされる。
シャシーは、 メガーヌ・ルノー・スポールと同じシャシーに、スポーティな走りと快適な乗り心地が高次元でバランスするようルノー・スポールが専用チューニングしている。
また走行中のデータを見ることができる「R.S.モニター」の他、ヒルスタートサポート、ストップ&スタート機能、エナジースマートマネジメント機能が搭載されている。
■メガーヌ ルノー・スポール
メガーヌ ルノー・スポールは、ルノーのモータースポーツの長年の経験で得られたノウハウを取り入れ、世界中の自動車メーカーが走行性能向上テストのために利用するニュルブルクリンクサーキットで鍛えた、レーシングカー直系のスポーツモデルである。
フロントマスクのデザイン変更以外に、ブレーキのコントロール性を高めるためにスリットではなくプレーンタイプのフロントディスクの採用、ストップ&スタート機能の標準装備化、よりアグレッシブなデザインのレッドシートベルトやレッドステッチインテリアの採用など、装備・仕様が見直された。
フロントサスペンションはもちろんオフセット・ハブを採用しホイールセンターのオフセットを縮小し、ダイレクトで正確な操舵を実現している。
なお、このメガーヌ ルノー・スポールのトップ・パフォーマンスモデル、「メガーヌ ルノー・スポール275トロフィR」は、ニュルブルクリンク北コースで7分54秒36というFF車最速ラップタイムをマークしている。