2015年6月26日、ルノー・ジャポンはコンパクト・クロスオーバー、「キャプチャー」に、ルノーが32年にわたりオフィシャルカーを提供している世界3大映画祭のひとつ、カンヌ映画祭のオフィシャルカーをイメージした限定車「キャプチャー カンヌ」を同日から40台限定で販売する。
■キャプチャー カンヌ
キャプチャーは流れるようなボディラインを持つコンパクトクロスオーバーで、2.0Lエンジンに匹敵する1.2L直噴ターボエンジン、パワーを効率良く路面に伝える6速DCT(EDC)を搭載している。
ルノーは32年にわたりカンヌ映画祭のオフィシャルパートナーを務め、2015年カンヌ映画祭ではキャプチャー、新型トゥインゴ、エスパスなど200台以上のクルマを提供するなど、フランスの映画界とは歴史的に縁が深い。
今回の限定車はカンヌ映画祭をイメージし、ベース車のキャプチャー インテンスにカンヌ市の紋章であり、映画祭の最高賞「パルム・ドール」を意味する「椰子」のオーナメントが貼られている。
インテリアは、映画館をイメージした8インチ大画面のSDナビゲーションシステム、フランス製のハイエンド・オーディオ「FOCAL(フォーカル)」製Music Liveスピーカーシステムを特別装備する。さらにシート表皮はアイボリー/ブラックの本革/レザー調ジップシートとしている。
ボディカラーは、エレガントなアイボリー/ブラックの組み合わせでイヴォワール+ノワール エトワールMとノワール エトワールM+イヴォワールの2タイプ。
■新ブランド シグネチャー「Passion for life」
ルノーは2015年3月に開催されたジュネーブ・モーターショーで、新たなブランド シグネチャーとして「Passion for life」を使用することを発表した。
キャプチャー カンヌの発表会で、ルノー・ジャポンの大極司社長は、これまでルノー・ジャポンとしては「Vis Tes Passion(ヴィ・テ・パッション) 好きを、走れ」をブランド シグネチャーとしてきたが、本社の新たなシグネチャーに合わせて「Passion for life」とすることを発表した。
ただし、新シグネチャーの意味するところは、従来ルノー・ジャポンが使用してきたシグネチャーと全く同じ意味で、ジャポンのブランド路線がむしろグローバルに用いられるようになったといえるかもしれない。
したがって今後の日本におけるブランド戦略は従来と大きく変わるところはないが、よりフランス色を強めた訴求を展開するとしている。