【プジョー IAA】4台をワールドプレミア フランクフルトモーターショー2015

308GTi by プジョースポール
308GTi by プジョースポール

プジョーは2015年9月15日から開催されるフランクフルトモーターショで2900㎡の広大なブースを設置し、4台もの新型車を世界初公開すると発表した。ワールドプレミアされるのは、308 GTi by プジョースポール、FRACTAL(フラクタル)、新しい2トーンのクープ・フランシュによるクォーツ、そして308 Rハイブリッドの4台。

プジョーはふたつのテーマを掲げたエリアで、スポーツと技術の新しいノウハウを披露する。

スポーツ・エリアでは、308 GTi by プジョースポール、208 GTi by プジョースポール、RCZ R、308レーシングカップ、そしてプジョー・ヴィジョン・グランツーリスモのシミュレーターを展示する。

テクノロジー・エリアでは、ピュアテックとブルーHDiなど高効率エンジンやEAT6オートマチック・トランスミッション、そして308 Rハイブリッドのプラットフォームを展示する。

プジョーは、2015年の上半期、世界販売で88万6000台を記録し、対前年比で3.9%増加。とりわけヨーロッパ(+6.7%)、アジア(+9.6%)、アフリカと中東(+10.9%)、インド/パシフィック(+50.2%)で好調を維持し、プレミアムマーケットへの移行も一段と加速して行くという。

PSAプジョー・シトロエンは、2020年までに平均CO2排出量95g/kmを達成するという目標を掲げているが、すでにプジョーは自動車メーカーとして初めてCO2排出量106.9 g/kmを達成している。

■308 GTi byプジョースポール
これはベストセラー、308のスポーツモデルだ。1.6L THP 270psのターボ付きガソリンエンジンを搭載。 0-100km加速は6.0秒、トップスピード250km/hでリミッターが作動する。11mm車高を低くし、トルセンLSD、大径380mmフロントブレーキ、19インチホイールにより、卓越したハンドリング性能を発揮するという。

308GTi by プジョースポール

RCZ R、208 GTi 30thアニバーサリーに続くこの308 GTi byプジョースポールは、競技部門の技術者、エンジニア、ドライバーによって開発されたことを示すプジョースポールのバッジをつけた、3台めのモデルとなる。

■308R ハイブリッド
308R ハイブリッドは、スーパーカーのようなパフォーマンスを発揮するコンパクトハッチバックという位置付けだ。全幅を80mm拡げた308 Rハイブリッドは、一層際立った存在感を主張。500psを発生するプラグイン・ハイブリッドテクノロジーは、1.6L・THPガソリンエンジンが270ps、前後アクスル上に搭載された各電気モーターが115psを発生。最大トルクは730Nm、0-100km/h加速はわずか4.0秒だという。

500psを発生するプラグインハイブリッド「308R ハイブリッド」
500psを発生するプラグインハイブリッド「308R ハイブリッド」

4輪駆動の308 Rハイブリッドは、EMP2プラットフォームをベースとしている。CO2排出量は70g/km。ドライブモードは、路面に合わせてHot Lap (500ps)、Track (400ps)、Road (300ps) 、 ZEV (ゼロエミッション)と、パワーレベルが異なる4つのモードから選ぶことができる。

■308 レーシングカップ
プジョー・スポールによる308 GTiとエンジンの基本的な部分を共有しながら、サーキット走行のために開発されたのが308 レーシングカップだ。270psを発生する1.6L・THPターボエンジンのモデルとは異なり、このモデルは308psを発生する。

レース仕様の308 レーシングカップ
レース仕様の308 レーシングカップ

プジョースポールがチューニングしたこのレースカーは、パワーが14%アップしており、スタンダードモデルよりも100~150kg軽量化されている。トランスミッションはレース用の6速シーケンシャル、ブレーキもフロントに6ポット・キャリパーを装備する。

■コンセプトカー「フラクタル」
208に採用されて以来、180万人以上のユーザーに愛用されているプジョーのi-Cockpitは、同社の現在を象徴する存在だ。革新的なコンセプトカー「フラクタル」で、新たな提案をしている。この近未来の電気自動車には、より本能的なドライビングを提供するためサウンドにフォーカスした、i-Cockpitの新たな演出が盛り込まれている。

EVコンセプトカー「フラクタル」
EVコンセプトカー「フラクタル」

コックピットは革新的な技術を投入。HDホログラフィック・ディスプレイの新しいヘッドアップ・インストルメントパネル、小径ステアリングにはタッチパッドを内蔵。インテリアの80%は3Dプリンターで制作されているという。さらに、スマートウォッチで遠隔操作してドアを開けることができる。100%電気によって走行するこのアーバン・クーペは204馬力を発生し、走行距離は450km。

プジョー フランクフルトモーターショー FRACTALプジョー フランクフルトモーターショー FRACTAL

車重は1000kg以下に抑えられ、0-100km/h加速は6.8秒、0-1000mは28.8秒で到達する。3810mmのコンパクトな全長に地上高が70~110mmと低重心で、都会での生活にふさわしいデザインだ。

 

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