2013年2月14日、プジョー・シトロエン・ジャポンは、プジョー初のミドルクラス・ミニバン「5008」を2月25日から発売を開始すると発表した。「5008」は2012年9月20日に発表したプジョー208の発表会会場でも展示され、2013年初頭に導入することが公表されており、計画通りの導入となった。

プジョー5008は、ミニバンにふさわしいコンセプトを熟成させ、ミドルクラスのミニバン・セグメントに初めて投入したプレミアム7シーターだ。プジョーらしい価値観を備え、走りを犠牲にせず、快適性、利便性、安全性を満足させるミニバンとしている。その結果、品質や商品力が認められ、ヨーロッパでは20万台を越える累計生産台数となっている。
5008の特徴は、ミドルサイズ・7人乗り、利便性を追求し多彩なシートアレンジと大容量の積載スペース、ミニバンの常識を超えるダイナミックな走り、トップレベルの安全性能を備えたボディと装備だ。
キャビンは、3列シート・7人乗りで、各シートはすべて独立式。2列目の3座席は独立してスライドが可能。また2列目、3列目のシートは完全にフォールドダウンでき、広大で完全フラットのラゲッジスペースを得ることができる。ラゲッジスペースは、3列目を格納した状態で823L、パーセルシェルフを取り外すと1247L、2列目、3列目を格納すると2506Lとなる。
エンジンはヨーロッパのラインアップではディーゼルが4機種、ガソリンが2機種だが、日本にはガソリンエンジンの1.6L・直噴ツインスクロールターボ(THP156)のみが導入される。このエンジンは1400rpmという低回転から240Nmのトルクを発揮し、最高出力も156psを発生する。トランスミッションは6速ATを採用。JC08モード燃費は11.7km/Lだ。サスペンションはフロントがストラット式、リヤはトーションビーム式となっている。
5008のボディは骨格に高張力鋼板を使用し高い剛性と、優れた衝突安全性を両立させ、ユーロNCAPでは5つ星を獲得するなどミニバンとしてトップレベルの性能を備えている。エアバッグは4エアバッグ+3列目シートまでカバーされるカーテンエアバッグも装備。さらにバックソナー、ヒルスタートアシスト、ESPなども装備する。
グレードは、エントリーモデルの「5008プレミアム」、17インチアルミホイール、パノラミックガラスルーフ、ルーフレール、ヘッドアップディスプレイなどをフル装備した5008シエロ」の2種類。なおシエロにはレザーパッケージ、リヤエンターテイメントシステム(7インチリヤ左右席用モニター&充電式ブルートゥース・ヘッドホン)を含むビデオパッケージなども設定される。