メルセデス・ベンツ日本(MBJ)と京都府(知事:山田啓二)は2017年6月15日、双方が有する資源を有効に活用した協働による活動に取り組むことで、京都府域内の活性化を進めることを目指して、「地域活性化連携協定」を締結したと発表した。
■連携協定締結の目的
京都府には世界的に有名な「古都・京都」に加え、茶畑が広がる府南部地域の「お茶の京都」、里山の風景を残す中部の「森の京都」、美しい海の景観が楽しめる北部の「海の京都」といった多様な魅力にあふれる地域が多くある。2014年より京都府が展開している「もうひとつの京都」プロジェクトはこのような地域資源を掘り起こし、自然や歴史、人の営みといった地域の魅力を全国に伝えるための取り組みである。
MBJも昨年よりこの活動に参画しており、PR車両の提供やラジオ番組の協賛などを実施。また、こうした経緯からMBJの親会社であるダイムラー社が2013年に開始した「smart city project」の日本における展開を京都府で行なうことが決定し、今年度はスマート専売拠点の開設を通じて、スマートブランドの認知向上を図る活動を京都府にて行なっていく。
こうして2017年6月15日、京都府とMBJは「地域活性化連携協定」を締結。京都府域の活性化に向けて、双方が有する資源を有効に活用し、観光の振興や、伝統産業をはじめとする京都府産商品の発信などのさまざまな活動を連携して取り組んでいく。
■連携協定の概要
(1)観光振興及び観光情報の発信に関すること
・京都府の観光情報の発信
—MBJのSNSやオーナー向けマガジン、メルセデス・ベンツ コネクションなどでの京都府の観光情報の発信
・「もうひとつの京都」をはじめとする京都府の魅力の発信
—「もうひとつの京都」などの府内の観光・地域振興イベントなどの情報発信
(2)伝統産業をはじめとする京都府産の商品などの発信に関すること
・京都府の伝統産業の魅力発信
—府内の伝統産業の魅力を発信するイベントや商品販売などの協力
(3)地域の活性化に関すること
・関西文化学術研究都市でのスマートシティの取り組みとの連携
—関西文化学術研究都市でのカーシェアリングなどを通じた環境負荷軽減や新たな地域モビリティに向けた取り組みの検討
・「もうひとつの京都」の取り組みとの連携
—地域への周遊展開に向けたカーシェアリングやルート案内などの実施