メルセデス・ベンツ日本(以下MBJ)は2016年3月1日、メルセデス・ベンツのSクラスクーペに「S400 4MATICクーペ」を追加し、全国の正規販売店ネットワークを通じて注文の受付を開始した。なお発売とデリバリー開始は3月中旬頃を予定している、という。
メルセデスにとってSクラスクーペは、Sクラスのセダンと同様に「最高の自動車」を目指して開発され、時代の最先端を行く「インテリジェントドライブ=知能を備えた革新的テクノロジー」と「モダンラグジュアリー」の融合をコンセプトに、安全性と快適性、効率性など、自動車に求められるあらゆる要素を高次元で究めた最高級スポーティクーペと位置づけられている。
また「S400 4MATCクーペ」はSクラスクーペとして初のV型6気筒エンジンを搭載したモデルで、3.0Lの小排気量から2基のターボチャージャーでパワーを効率的に引き出し、最高出力367psと最大トルク500Nmを発生させている。今回の導入により、Sクラスクーペは同一車種にV6/V8/V12というエンジン・バリエーションを揃えることになった。
「S400 4MATCクーペ」は、レーダーセンサーとステレオマルチパーパスカメラによって最適な車間距離を自動でキープし、車線維持もサポートするなど安全性を高めてドライバーの疲労を軽減する「ディストロニック・プラス(ステアリングアシスト付き)」をはじめとして、上級モデルの「S550 4MATICクーペ」と同等の安全・快適装備を備えている。
また内外装に、精悍でスポーティな印象を加える「AMGライン」、片側47個ずつのスワロフスキークリスタルを組み込んだ専用LEDライトによりラグジュアリーな表情を与える「スワロフスキークリスタルヘッドランプ」、パラレルステッチをあしらったナッパレザーを随所に採用するインテリアの「レザーエクスクルーシブパッケージ」など、充実したオプションも揃えている。