メルセデス・ベンツ日本は2021年4月5日、SUVの「GLB」シリーズにエントリーモデルの「GLB180」と、ディーゼルエンジン搭載の4WDモデル「GLB200d4MATIC」を追加し、受注を開始しました。なおデリバリーは「GLB200d4MATIC」は4月、「GLB180」は7月頃が予定されています。
GLBシリーズは、広い室内空間、3列シート/7人乗りの多用途性を備えたSUVとして、2020年7月にデビューしています。このモデルはメルセデス・ベンツのSUVラインアップの9番目のモデルとなっています。
今回追加されたエントリーモデルの「GLB180」は、ルノーと共同開発した1.4L、オールアルミニウムのM282型を搭載。136ps/200Nmを発生します。トランスミッションは7速DCTを採用。
「GLB200d4MATIC」は、150ps/320Nmを発生する2.0Lの直列4気筒クリーンディーゼルターボ・エンジン「OM654q」型を搭載しています。このエンジンは低摩擦技術の採用や可変ジオメトリーターボを装備。ピエゾインジェクターを使用したコモンレール直噴で最大圧力2050バールとし、冷却された高圧EGRと低圧EGRを組み合わせた「マルチウェイ排出ガス再循環(EGR)」を採用しています。排ガス対策としてはアドブルー、2重SCR触媒+アンモニアスリップ触媒を備えた最新システムとなっています。
4MATICは、電子制御多板油圧クラッチにより、走行状態に合わせて前後に可変トルク配分を行なうシステムとしています。基本的な前後トルク配分比は、ドライブモード「ECO/コンフォート」で80:20、「スポーツ」では70:30、オフロード走行では多板クラッチがロックとし、 基本トルク配分は50:50となります。