メルセデス・ベンツ日本(MBJ)は2018年4月4日、Gクラスの特別仕様車「G350d Heritage Edition」と「G550designo Magno Edition」を発表。全国の正規販売店ネットワークを通じて台数限定で発売を開始した。

メルセデスのGクラスは1979年の発売以来、基本的なスタイリングや堅牢なボディはそのままに、常に最適のパワートレイン、装備を加えながら進化を継続。一時的な流行とは無縁の強烈な個性と圧倒的なオフロード性能により、登場から39年を経た現在もライフスタイルにこだわりを持つ顧客から根強い支持を受ける最高級クロスカントリービークルだ。ご承知のように2018年1月のデトロイトショーで新型Gクラスが世界初公開されているため、今回が現行型Gクラスとしては最後の特別仕様車になる。
なおMBJは、現在のダイムラー社が1907年に世界初となる4輪駆動システムを備えた乗用車を開発したことを受け、2016年、4月4日を「四輪駆動の日」として日本記念日協会に申請し、正式に登録されている。今回はこの記念の日に、メルセデスのSUVラインアップを代表するGクラスの特別仕様車を発売したことになる。
最後の特別仕様の第1弾となるG350d Heritage Editionは、G350dをベースに、Gクラス39年のヘリテージをモチーフとした日本限定モデル。長い歴史の中で特に人気が高かったプロフェッショナルブルーやライトアイボリーなどの5色をボディカラーに採用している。
さらにブラックペイントされた18インチ5ツインスポークアルミホイールと、随所にオブシディアンブラックのアクセントを加えた「ナイトパッケージ」も特別装備している。

もう1台のG550designo Magno Editionは、4.0LガソリンのV8ツインターボエンジンを搭載するG550をベースに、スペシャルな内外装を設定した世界限定463台の特別仕様車で、日本国内向けには55台が用意されている。
エクステリアは、ボディカラーにdesignoマグノプラチナムマットを採用するとともに、フロントグリルルーバー、リヤのスペアホイールアーチにマットブラックを設定。インテリアにはdesignoブラックレザーシートやdesignoピアノラッカーのウッドインテリアトリムをはじめ、上質感を高める特別装備を採用。さらに、Gクラスのオフロード性能の開発の地であるシェックルマウンテンのエンボスをあしらったSchöcklエンボス入りセンターアームレストや「LIMITED EDITION」のイルミネーテッドステップカバーなど、世界限定の特別仕様車に相応しい専用装備を採用している。



ちなみに今回の特別仕様車2モデルの発表に合わせて、G350dのカタログモデルにも3色の特別外装色が追加設定されている。ビビッドで特徴的なイエローストーン(70万円高・税込/以下同)をはじめ、トゥルマリングリーン(50万円高)やパールブルー(50万円高)など、通常選択することができないボディカラーを用意。なお、特別外装色モデルのデリバリーは2018年7月以降を予定している。
なおMBJでは、東京・六本木の「Mercedes me Tokyo」に隣接するイベント型ブランド体験施設「Mercedes me NEXTDOOR」において、最高地点約9mかつ最大傾斜角約45度を登坂するGクラスに同乗できる「MOUNTAIN CLIMB」を期間限定(5月6日までの土日祝)で実施中だ。またMercedes me Tokyoでは試乗車としてSUVモデルをラインアップしており、メルセデスの4輪駆動技術を実際の試乗を通じて体験できるようになっている。
今回の特別仕様車2モデルの価格や装備の詳細などは以下を参照されたい。