メルセデス・ベンツ Eクラスクーペに「Mercedes me connect」を標準化

メルセデス・ベンツ日本(MBJ)は2018年2月5日、メルセデス・ベンツEクラスクーペの装備内容を変更するとともにメーカー希望小売価格を改定し、全国の正規販売店ネットワークを通じて発売を開始した。

今回最大のトピックは、テレマティクスサービスの「Mercedes me connect(メルセデス・ミー・コネクト)」を全モデルに標準装備としたことだ。これは自動車が通信することにより顧客の利便性を向上する先進的なテレマティクスサービスで、24時間緊急通報サービスなどを最長10年間無償で提供する「安心安全サービス」、リモートパーキングアシストなどを3年間無償で提供する「快適サービス」、メルセデス・ベンツ24時間コンシェルジュサービスを1年間無償で提供する「おもてなしサービス」という、3つのサービスカテゴリから構成されている。

メルセデス・ベンツ Eクラスクーペに「Mercedes me connect」を標準化 装備改定

「安心安全サービス」の具体的なメニューは以下の通り。まずは事故検知時(エアバッグ・シートベルトテンショナー作動時)または車内にあるSOSボタン押下時に、コールセンターが必要に応じて消防に連絡する「24時間緊急通報サービス」をスタンバイ。さらにサポートが必要な際に、Bコールボタンを押下するとツーリングサポートセンターにつながる「24時間故障通報サービス」も用意されている。

次に「快適サービス」の内容だが、まずはスマートフォンの操作で車両ドアのロック&アンロックができる「リモートドアロック&アンロック」が利用できるようになる。また車両の走行距離、燃料計、平均燃費などの状態をアプリで確認できる「リモート車両ステータス確認」や、天気情報やインターネットラジオを表示したり、使用できる「MB Apps」も用意。さらに駐車した車両の位置をアプリの地図上に表示する「駐車位置検索」や、スマートフォンからナビゲ―ションの目的地を遠隔設定できる「Send2Car」という技も備えている。最後にドライバーが車外から、車両の車庫入れ&車庫出しをスマートフォンで操作できる「リモートパーキングアシスト」機能が、一番の注目ポイントだろう。

3番目の「おもてなしサービス」の主な内容は、車内から専用ボタンを押すだけで専門のオペレーターが24時間365日対応する「24時間コンシェルジュサービス」が受けられるというもの。その一例としては、「車載された通信モジュールを利用してのナビゲーションの目的地設定」「レストランやホテルなどの検索・予約」「メルセデス・ベンツ正規販売店の検索・案内」「緊急時の病院の案内」などとなっている。

メルセデス・ベンツ Eクラスクーペに「Mercedes me connect」を標準化 インテリア

また今回は、メルセデス・ミー・コネクトの標準化以外にも内外装色の追加設定が行われた。まずは全ラインアップの外装色にアラゴナイトシルバーとルビーライトレッド、ダイヤモンドシルバーの3色を新たに追加。またE200クーペの内装色に、本革サドルブラウン/ブラックと本革マキアートベージュ/エスプレッソブラウンを追加。さらにE200クーペスポーツとE300クーペスポーツ、E4004MATICクーペスポーツの内装色には、ナッパレザーマキアートベージュ/エスプレッソブラウンとナッパレザーディープホワイト/ブラックを追加している。価格などは以下を参照。

メルセデス・ベンツ Eクラスクーペに「Mercedes me connect」を標準化 価格表

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