メルセデス・ベンツ日本は2024年3月18日、最新世代の2ドアクーペである「CLE クーペ」(236型)の発売を開始した。
メルセデス・ベンツクーペの伝統・歴史を受け継ぐCLEは、2ドア・クーペならではの美しく伸びやかなデザインや専用の快適装備、スポーティな走行性能を備えた全く新しいモデルであり、従来のCクラスの2ドア・クーペとEクラスのクーペを統合したモデルとなる。本国での発表は2023年7月で、2024年中にはカブリオレも追加される予定だ。
新型CLE クーペは、ロングホイールベース、ショートオーバーハング、ロングボンネットを採用したプロポーションで、ボディサイズは、全長4850mm、全幅1860mm、全高1420mm。2ドア・クーペながら容量420Lのラゲッジスペースも確保され、室内空間、後席居住性も十分備えられている。
エクステリアは、フロントでは立体的なスターパターンを採用したワイドなAシェイプのグリル、わずかに逆スラントとしたシャークノーズ、スリムなフルLEDヘッドライト(デジタルライト)、空力性能に優れた力強いフロントエプロンを装備。また、プレミアムクーペならではのロングボンネットに配されたパワードームもダイナミックな印象を強調している。
ショートオーバーハング、ロングノーズ、ロングホイールベース、そして滑らかなルーフラインが美しいクーペシルエットを形成。同時に力強く張り出した前後ホイールアーチによりダイナミック感もアピールしている。アルミホイールは標準で19インチ、オプションで20インチを設定している。
リヤはトランクリッド後端にはボディ同色のスポイラーが装備されスポーティな印象となっている。
インテリアは、専用開発のスポーツシートやメルセデス・ベンツとして初採用のナッパレザーのストラップを採用したイージーエントリー機能などプレミアムクーペにふさわしい装備が採用されている。さらに、学習能力や使い勝手を高めた第3世代のMBUXも搭載している。
高解像度のメーターディスプレイは12.3インチとドライバー側に6度オフセットした11.9インチのセンターディスプレイを装備。そして、ダッシュボードのトリムや各操作スイッチパネル、ドアパネル、エアアウトレットなどにはアンビエントライトが備わっている。
またインテリアトリムはプレミアムクーペにふさわしい質感で、標準でブラウンウォールナットウッド、オプションでブラックオープンポアウッドが用意されている。
フロントのシート素材は標準でレザーARTICO(ブラック)、オプションで4色の本革内装を設定。本革内装を選択した場合は、マルチコントロールシートバックパッケージ(運転席・助手席)やシートベンチレーター(シートヒーター機能含む/運転席・助手席)も装備されている。
なお、今回導入するCLE 200 クーペ スポーツ(ISG搭載モデル)は、AMGライン・インテリアが標準装備となっており、独創的な3ツインスポークとフラットボトムデザインが特徴のマルチファンクションステアリングやARTICO張りダッシュボードなどによりスポーティかつ上質な仕上げとなっている。
パワートレインは、ISGを採用し電動化された2.0Lの直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載し、ゆとりのある走りを実現。出力は、204ps(150kW)、最大トルク320Nmで、エンジンとトランスミッションの間に配置した第2世代のISGが、短時間の電動ブーストとして23ps(17kW)、205Nmをアシスト。トランスミッションは9速の9G-TRONICだ。
シャシーは、セレクティブダンピングシステム付きのスポーツサスペンションが標準となり、オプションで連続可変ダンピングシステム搭載のダイナミックボディコントロール・サスペンションとリヤ・アクスルステアリングが設定されている。
なお、今回導入するCLE 200 クーペ スポーツ(ISG 搭載モデル)は、AMGライン・エクステリアが標準採用され、よりスポーティなスタイリングとなっている。ボディカラーはマグノ(艶消し)カラーを含む9色から選択できる。