メルセデス・ベンツ日本は2021年3月24日、「Cクラス」、「Eクラス」を始め合計31車種の48V電源システムの制御に不具合があるとしてリコールを届け出ました。
この不具合は市場からの23件の報告によるもので、48Vスターター/オルタネーターを搭載した48Vバッテリー管理システムの制御プログラムが不適切なため、他のシステムとの同期不良が発生することがあるというものです。
そのため、エンジンの始動遅れや、エンジン警告灯が表示されず一時的にエンジンが始動しない、またはエンジンが始動してもエンジン警告灯が点灯したままになる恐れがあります。
この他に48Vスターター/オルタネーターを搭載した48Vバッテリー管理システムの制御プログラムが不適切なため、48Vバッテリーの内部スイッチが入らずに電源供給が開始されないことがあるという不具合も発生しています。
そのため、48Vシステムが起動せず、エンジン警告灯が点灯してエンジンが始動しなくなる恐れがあります。
対策は該当車両の48Vバッテリー管理システムの制御プログラムを対策プログラムに書き換えることになります。
該当車両は、メルセデス・ベンツとメルセデスAMGのCクラス、Eクラス、Sクラス、GLEクラス、CLSクラス、GLSクラス、GTなど31車種で、2017年11月~2021年2月の間に輸入されたモデルで、合計2万8361台です。