メルセデス・ベンツ日本は2020年7月17日、2000年〜2010年の間に輸入されたCクラス、CLK、CLS、Eクラス シリーズなど65車種のスライディングルーフに不具合があるとしてリコールを届け出ました。
リコールの内容は、スライディングルーフのガラスパネルが製造工程での下地処理が不適切なために接着強度が不十分なものがあるということです。接着強度が不足していると走行中にガラスパネルが浮き上がり、最悪の場合はガラスパネルが走行風圧により脱落し、後続車に危険を及ぼすことになります。
なおこのリコールは本国からの情報によるもので、日本での不具合は報告されていません。
対策としては、該当する全車両のスライディングルーフの製造日を確認し、リコール対象の生産期間の車両のガラスパネルの接着強度を確認し、強度不足の場合はスライディングルーフを交換することになります。
該当車両は、2000年6月から2010年7月までに輸入されたCクラス、CLK、CLS、Eクラスの65車種、合計5万8021台です。