2015年1月22日、メルセデス・ベンツ日本と、学校法人・小山学園は、2年制の「メルセデス・ベンツコース」を新設し、2016年4月に開講すると発表した。これは両社が2013年12 月に合意した業務提携の第2弾で、メルセデス・ベンツを中心に学ぶコースの設置は日本で初めてとなる。
メルセデス・ベンツコースは、東京工科自動車大学校世田谷校・自動車整備科(昼間2 年制)に設置され、1学年25名でのスタートとなる。学生はメルセデス・ベンツ車両を教材に、専用の診断機やスペシャルツール、純正部品を使用し最新の点検・整備知識を学び、卒業後はメルセデス・ベンツのメカニックとして即戦力となることが期待されている。
メルセデス・ベンツ日本は教材となる車両のほか、教員への研修や必要なツール、教材等を提供し、メルセデス・ベンツに精通したメカニック育成を包括的に支援するという。国産メーカーが整備技術を学ぶ学生に支援をする、あるいは学園を運営することは珍しくないが、インポーターとしては画期的な施策である。