メルセデス・ベンツ、新型Aクラス肝入り開発はコンパクトクラスのベンチマークへ

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2018年10月にメルセデス・ベンツ日本は、新型Aクラスを発表した。新型Aクラス(W177型)ハッチバックは2018年2月にアムステルダムで発表され、春のジュネーブショーで正式なワールドプレミアを行なった。だが、これより前にAクラス・セダン(V177型)が2017年の上海モーターショーでコンセプトモデルとして発表し、さらにこのセダンよりも60mmホイールベースを伸ばしたロングホイールベース仕様(Z177型)は2018年の北京モーターショーで正式デビューを果たしている、という方が正確な情報だ。

メルセデス・ベンツ、新型Aクラス肝入り開発はコンパクトクラスのベンチマークへ

Cセグメントのベンチマーク

メルセデス・ベンツにとって最小サイズのAクラスはCセグメントサイズで、グローバル市場に合わせたバリエーション展開を図っている。生産はドイツ:ラシュタット工場、中国:北京工場、フィンランド:アンシカウプンキ工場、ハンガリー:ケシュケミット工場、メキシコ:アグアスカリエンテス工場で行なわれ、まさにグローバルカーといえるが、マーケットとしてはヨーロッパ、中国、アメリカが中心となる。

またAクラスはヨーロッパ市場において、メルセデス・ベンツのラインアップの中で、平均年齢が10歳以上若いユーザー層に支えられており、ユーザー層の若返りを求めているメルセデス・ベンツにとって極めて重要な車種となっている。
メルセデス・ベンツ、新型Aクラス肝入り開発はコンパクトクラスのベンチマークへ

しかしそれだけではなくAクラスは、後述のようにルノーとのアライアンスを活用しているという点も注目すべきだ。メルセデス・ベンツは、新型Aクラスを「コンパクトクラス(Cセグメント)のベンチマーク」、つまりセグメントの頂点と自負しているが、ルノーとの共同開発がベースになっているというのは興味深い。
メルセデス・ベンツ、新型Aクラス肝入り開発はコンパクトクラスのベンチマークへ

COTY
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