【メルセデス・ベンツ】C 63 AMG にクーペが新登場。セダンとステーションワゴンも大幅改良

メルセデス・ベンツ日本は2011年7月29日、 Cクラスにブランニューとして加わったパーソナルクーペの第1弾として「C 63 AMG クーペ」をデビューさせた。同時に「C 63 AMG セダン」と「C 63 AMGステーションワゴン」の内外装を一新し、新型トランスミッションを搭載するなどの改良を実施した。なお、納車は10 月以降を予定している。

C 63 AMG クーペのエクステリアは長いボンネットとルーフ、強い傾きの ウインドースクリーン、そして細い C ピラーなど、新型 C クラスの 2 ドアクーペが持つエレガントなプロポーションが特徴だ。これに新設計の AMG フロントエプロンや 新型ラジエターグリル、アルミボンネット(パワードーム組み込み)、ワイドなフロントフェンダーなどを装備して、AMGらしさをアピールしている。

↑クーペのインストルメントパネル。3つの円形メーターが特徴的だ。

インテリアではモニターを一体化した新設計の ダッシュボードとインストルメントパネルを装備。“AMG”ロゴによるスタートアップスクリーン・ レースタイマー機能を持つ専用マルチファンクションディスプレイを備えたスポーティな 3 つの独立円形メーターが特徴的だ。さらにAMG パフォーマンス・ステアリングホイール、アルミニウム製シフトパドルなども備える。

またセンターコンソールやダッシュ ボードには専用ダークアルミニウムの幅広いトリムパネルをあしらい、高級感とダイナミックさを高めている。さらにセンターコンソールにはトランスミッションの C、S、S+、M モード及びレーススタート機能を選択するダイヤルスイッチを設けている。

↑同じくクーペの室内。セダンなどに比べるとタイトだ。

また C 63 AMG クーペには、上質な designo ナッパレザーと水平シームラインによる スポーティなデザインで、AMG ロゴをあしらったヘッドレスト一体型の新型 AMG スポーツシートを採用している。

エンジンは、C63AMGのセダンやワゴン同様、AMG用として開発した6.3L“ Page2” V8 エンジンを搭載。最高出力 336kW/457hp、最大トルク 600Nm のパフォーマンスに より、0~100km/h発進 加速 タイムは4.5 秒。最高速度 は250km/hでリミッターが作動する。

さらに各モデルともに、従来のトルクコンバーターに代えて湿式多板クラッチを採用。遊星ギヤとこの湿式クラッチの組み合わせによりダイレクトなアクセルレスポンスとDCTと同等のスピーディなシフトチェンジを実現した AMG スピード シフト MCT(電子制御式 7 速スポーツトランスミッション)を搭載。通常のオートマティックトランスミッションに見られるトルコンのスリップ損失を低減し、燃費効率の大幅改善にも貢献している。

オプション設定されている AMG パフォーマンスパッケージ(125 万円)では、SLS AMG のエンジンに使用されている鍛造ピストンやコンロッド、軽量クランクシャフトなどを採用。最高出力を358kW/487hp(+22kW/30hp)に高めて、俊敏性とレスポンス を向上させている。

さらにエンジンルームのチタニウムグレーペイント仕上げ可変インテーク マニホールドや 全輪レッドペイント仕上げブレーキキャリパーなどのAMG ハイパフォーマンスブレーキングシステム、カーボンファイバースポイラーリップ(トランクリッド)、AMG パフォーマンスステアリングホイール(ナッパレザー巻、グリップはアルカンタラ)なども装備される。

新型C 63 AMG専用webサイト

メルセデス・ベンツ 公式webサイト

COTY
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