メルセデス・ベンツ日本は、4ドアクーペモデルのCLSシリーズをフルモデルチェンジしたと発表した。
CLSは4ドアクーペという新たなカテゴリーを創出し、4ドアでありながらクーペのもつスポーティさ、エレガントさを兼ね備えたスタイリングをもっている。そのCLSを6年ぶりにフルモデルチェンジをし、納車開始は2011年6月ごろからということだ。
今回のモデルチェンジでCLS350はブルーエフィシェンシーとなり、メルセデスが進めている環境対策を施したモデルとなった。搭載されるエンジンはV型6気筒の3.5LNAで、直噴リーンバーン運転(希薄燃焼)をするエンジンだ。リーンバーン技術にはBMWと共同で開発されたシーメンス製のピエゾインジェクターを採用し、可変のバルブタイミングなどにより高効率・低燃費を達成している。
さらにアイドルストップ機能であるECOスタート/ストップも採用し、最高出力を従来比+34psの306ps、最大トルク370Nm 、従来比+20Nmと出力アップしている。しかし、アメリカよりもひと足先に日本での披露となった経緯もあり、型式認定の取得が間に合っておらず、10・15モードの計測値がまだ発表されていない。とは言え、大幅な省燃費を達成していることは間違いない。
また同時にCLS63 AMGも発表された。こちらはクーペモデルのCL63 AMGと同じユニットを搭載し、5.5Lへダウンサイジングされたツインターボユニットで、V型8気筒直噴を搭載している。出力は従来比+11Psの525psで最大トルクも従来比+70Nmの700Nmと強烈なトルクを発揮する。
ミッションには、トルクコンバーターに代わる湿式多板クラッチを用いた「AMGスピードシフトMCT」を搭載し、DSG並みの変速スピードを誇る。その電子制御式7速ミッションにはアイドルストップ機能も付き、燃費経済性も大幅に改善されている。
また、両グレードには安全装備の充実も図られ、夜間走行時に対向車や先行車を検知するカメラによって、ヘッドライトの照射角を自動的に調整するアダプティブ・ハイビームアシストや、ドライバーの運転特性を解析し、疲労や眠気を検知して注意を促すアテンションアシストが標準装備された。また、オプションとして夜間の歩行者検知機能であるナイトビューアシストプラスも用意されている。
CLクラスではNA4.7LのCL550グレードがあるが、今回の発表では3.5LブルーエフィシェンシーとAMGのみが披露された。しかし2011年9月ごろをめどにCLS550も発売されるという。
価格はCLS350ブルーエフィシェンシーが930万円、CLS63AMGが1625万円となっている。
文:編集部 高橋明
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