マクラーレンのカスタマー向けプライベートイベントでは、熱気に満ちたオークションで激しい競りが繰り広げられ、新モデル、マクラーレン セナの最後の1台により、支援を必要とするブラジルの子供や若者のために200万ポンドの落札価格がアイルトン・セナ財団に寄付された。
舞台となったのは、マクラーレン・ブランドとそのクルマを深く愛する人々が毎年集う恒例のイベント。イベント参加者は、マクラーレン セナは全てのオーナーがすでに決まっていると信じていたため、生産された500台の内、最後の1台がオークションにかけられるという情報が発表されると、大変なサプライズとなり、激しい入札合戦となった。
最終落札額は税抜きで200万ポンド(約3.03億円)にもなった。これはマクラーレン セナの英国における価格の3倍以上に相当する額だ。
アイルトンの姉であり、レーシングドライバー兼マクラーレン・アンバサダーであるブルーノ・セナの母でもある、ビビアーニ・セナは、
「マクラーレン・オートモーティブとのコラボレーションにより、アイルトン・セナ財団のためにこのような額が寄付できたことを嬉しく思います。セナ家はマクラーレン・ブランドと長きにわたる付き合いがあり、マクラーレン・アルティメットシリーズのニューモデルにアイルトンの名前を冠するというアイデアを知った時、私達は即座に、このアイデアが実現して欲しいと思いました。 マクラーレン セナが公開された今、このプロジェクトに参加できてとても幸せであるということを、私達も公に話せるようになりました」と、コメントした。
また、レーシングドライバーでマクラーレン・アンバサダーを務める、ブルーノ・セナは、
「私達ファミリーは、マクラーレン・アルティメットシリーズの新モデルのネーミングをこの上なく誇りに思っています。アイルトン・セナのレーシング・スピリットと業績と真につながるプロジェクトは、これが初めてあり、マクラーレン セナは叔父に敬意を表したものです。というのも、ドライバーが最高の自分になれるような、比類なきサーキット・エクスペリエンスを生み出すことに徹底的にこだわっているからです」と、述べた。