伝説のF1ドライバーの名を冠した究極のサーキット仕様モデルMcLaren Senna、発表

「公道でも走れる、マクラーレンの究極のサーキット仕様モデル」という、ただ1つの目的をもって設計、デザイン、開発されたMcLaren Senna(マクラーレン・セナ)。この新しいアルティメットシリーズは法的には公道走行が可能ながら、それを第一目的とはしていない。ドライバーとクルマとの一体感を最も純粋な形で実現し、マクラーレンの他のロードカーでは味わえない強烈なサーキット体験ができるモデルとして開発された。

「マクラーレン セナ」フロントビュー

「マクラーレン セナ」リヤビュー

技術面でのアプローチは、マクラーレン・オートモーティブが2010年の創業以来、短期間で培ってきた、クラシックなスーパーカーの流れを継承するものだが、マクラーレン・セナではそのレベルがさらなる高みに引き上げられている。カーボンファイバー製シャシーとボディーパネルによる超軽量の構造により、車両重量は伝説のマクラーレンF1以来、マクラーレン・ロードカーとしては最軽量となる1198kg。ミッドシップに搭載された4.0L V8ツインターボ・エンジンは、マクラーレンのロードカー史上最もパワフルで、最高出力は800ps、最大トルクは800Nm。パワーウェイトレシオは668ps/トンとなり、荒々しいまでのパフォーマンスを誇る。

「マクラーレン セナ」サイドビュー

マクラーレン・ロードカー史上、最も純粋なドライバーとクルマとの一体感は、レース経験にもとづく、制御とダイナミクスのバランスを比類なき絶妙さで維持する洗練されたサスペンションと、正確なインプットとダイレクトなフィードバックを実現した電動油圧式のステアリングによって実現している。

「マクラーレン セナ」コックピット

「マクラーレン セナ」ドライバーズシート

エクステリアは「フォルムは 機能に従う(form follows function)」というマクラーレンのデザイン哲学を象徴する猛々しいものとなっているが、絶対的な性能を追求するために意図的に細分化されたデザイン言語の集合体となっているものだ。

英国サリー州ウォーキングのマクラーレン・プロダクション・センターにおいて2018年第3四半期より、手作業で組み立てが開始され、500台が限定生産される。日本向けの税込み価格は67万5000ポンドから。また、このマクラーレンのハイパーカーは、2018年3月に開催予定の第88回ジュネーブ国際モーターショーで一般に向けて披露される予定となっている。

アイルトン・セナの不屈の精神はマクラーレンで生き続けており、マクラーレン・セナを通じて、彼が残してきたものが全世界でさらに脚光を浴び、マクラーレンブランドとリンクされるようになることだろう。

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